五ヶ瀬川まるごとたんけんin五ヶ瀬 | ~北方、干支の町から~ 

~北方、干支の町から~ 

宮崎県北部にある、延岡市北方町。町内は、12の地区に分けられそれぞれに干支の名前がついた珍しい町です。ここで3年前から会社勤めの傍ら、無農薬有機農法での野菜作りを始めました。失敗続きの野菜作りですが、定年後の楽しみとして、毎日研鑽しています。

10月16日 NPO法人五ヶ瀬川流域ネットワークが主催するイベントに参加してきました。


五ヶ瀬町鞍岡にある小川岳周辺の自然林皆伐採地の見学。これは、驚愕です。110haの広大な自然林が伐採され、その後は、杉の植林。五ヶ瀬川の源流域には、伐採され放置された枯れ木が山積しており、山肌は雨で流された跡があります。木の幹まわりが5mを越す大木・銘木が沢山あったそうで、日本でもこれだけの面積の雑木林が伐採されたのは、近年では珍しいそうです。

地主さんから業者への売り渡し金額は、二千万円。NPO法人の各団体がこの売買に気づいて買い戻しを計画したそうですが、その金額八千万円。とても手が出ない金額となっていたそうです。


伐採された自然林のあとには、杉が植えられていました。その周囲をシカの侵入を防ぐネットが張り巡らされていて、なにをかいわんやですね。


暗い気持ちで、昼食の時間となりましたが、馬見原地区でおいしいお弁当を頂きました。

その名も「日向往還 馬見原べんとう」 熊乃屋旅館さんが作ってらっしゃるそうです。



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お品書きによると、女将さんのおにぎり、玉子焼き、裏山でとれた筍、肉のみやべの小桜コロッケ、末松豆腐屋さんの角揚げ豆腐、中原鮮魚店の鯨の竜田揚げ、他力鮮魚店のしそ豆腐

馬見原商店街のお店の品々をぎゅーっと詰め込んだお弁当、だそうです。(要予約)


街中を流れる五ヶ瀬川n支流にかかる橋の上で頂いたのですが、この場所も最高でした。


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橋の上流側です。気持ちのいい風が心地よく吹いていました。いいところです。


昼食のあとは、お待ちかねのカヌーに挑戦。


NPO法人五ヶ瀬自然学校の杉田理事長を始め、スタッフの皆さんの指導でカヌーを楽しんできました。

場所は、蘇陽峡。


熊本県と宮崎県の県境を流れる五ヶ瀬川。そこに昭和34年に出来た桑野内ダム。そのダム湖の上流にカヌーの拠点をつくってあります。

日本では珍しいU字渓谷と言われている蘇陽渓谷。風の音も優しいとても気持ちの良い川です。


川原で淹れてもらったコーヒーで身体を温めてて、約二時間弱のカヌー遊びもあっという間。


久しぶりにパドルを漕いで、腕はパンパンですが、また行きたくなる。そんなイベントでした。