点火プラグやキャブレターについて。 | KEN ituki

点火プラグやキャブレターについて。

 

大型バイクは、特になのですが、サーキットやクローズドのコースを別にして

公道の法定速度内で走っていると、エンジン回転を6000rpm以下で走行することが

 

特に多くて、50km/hの一定速度走行だと、5速や6速だと、エンジン回転数も

3000rpm以下であることが多いので、スロットルも殆ど開けない状態での一定速度の走行が

 

特に多いので、エンジンの低回転域のエンジン出力特性と、この回転域のエンジンのツキや安定度が特に、大切でキャブレターのジェット類の、パイロットジェットや、スロージェッ

 

ト、スタータージェットなど、特にエンジンの低回転域に作用している燃料関連のジェットやエアジェット類が正常な状態で上手く作用していることが、低速走行時に特に大切なのですが、今回はキャブレターのお話ではなくて、点火プラグです。

 

上手く火花が飛ばなく、点火プラグの消耗やプラグのカブリによる失火、カーボンの蓄積などによる点火性能の低下など、その状態ではキャブレターの不調と同じような状態になってしまうので、そんな点火プラグの状態であれば、僕の場合はすぐに交換してしまいます。

 

大排気量車のエンジン性能としては、50km/hの一定速走行は、エンジンの最大回転数や最大出力や、最高トルク発生回転数から考えると、ミッションの5速や6速選択時は低速走行

 

といえるようなエンジン回転数なので点火ブラグの状態、失火(ミスファイヤー)にも特に気を使った方がベストと言えると思います。

 

もちろん点火コイルやプラグコードなど、プラグキャップの不調やリークなども同時にチェックしますが、特にやりやすいミスが、長年バイクに装着されたていた古いプラグを外して、そのまま新しいプラグを挿入しエンジンに取り付けてしまうこと、エン

 

ジン上部のプラグホールの穴には、普段走行時の砂やゴミなどがたまっていて、そのゴミがそのままプラグホールから、シリンダー内に侵入しエンジンのコンプレッション(圧縮)を落としてしまうこと。

 

この作業のミスをしないように大きく注意することが大切です。

 

良い混合器、良い火花、良い圧縮は、調子のよいガソリンエンジンの基本の3大要素なのですが、こんなプラグ交換の作業のミスで圧縮の下がったエンジンは、車体からエンジンを下し、バラバラにしてバルブシートとバルブのアタリ修正や、シリンダーの切

 

削機械の加工による加工屋さんのボーリングや、オーバーサイズピストンやそれに合わせたピストンリングへの交換も必要になるので、そういう点を意識しながら考えてみると良いと思います。

 

あまりに修理代に大きな出費してしまったりすると、オートバイ乗れなくなるし、嫌になってしまうでしょ。

 

交換する古い点火プラグを取り外す前の段階で、古い点火プラグが全て気筒エンジンに適正に閉めこまれていた状態で(もともと、かなり緩い場合は別の対処方法を考えることが必要ですが、このケースは少ないので省略します)エアコンプレッサーのエア

 

ブラスターでプラグホール近辺に溜まったゴミや砂を全ての気筒分のプラグホール付近のゴミや砂汚れなどの清掃が完全に終わるまでは古い点火プラグは1本も外さないようにします。

 

エアブラスターで飛ばしたゴミが絶対に入らないようにする処置なわけです。

 

完全にプラグホールを全気筒清掃してから、もう一度、1気筒ずつエアブラスターでゴミや砂を飛ばし清掃し前の作業で飛ばし損ねた可能性のあるゴミや砂をエアーの圧力で飛ばして、やっと新しい点火プラグを1本ずつ交換し適正トルクで締め付けて各気筒分この作業を繰り返しながら、エンジン1台分のプラグが交換が終了する感じです。

 

新品のプラグは、取り付け前に箱から出して、プラグのギャップを確認し必要であれば、忘れずに規定値内に調整しておくことも大切です。

 

 

今回は、ヘッドカバーからの酷いエンジンオイルの漏れがあったので、パーツクリーナのスプレータイプも併用せざる得ませんでしたが、パーツクリーナは主成分がアルコールなので、当然火気厳禁です。

 

たばこ吸ったり、電気製品の火花や、溶接、バーナーの火などにも細心の注意を払っておくことも大切です。

パーツクリーナー液の引火や、アルコールの気化のタイミングなども、プロの整備工場では、そんなことにも細心の注意を払っているものです。

 

 

プラグキャップも同様に、エアブラスターでゴミを飛ばして、綺麗なウエスなどで拭きあげてゴミや砂、汚れを取っておくこともしておきます。

 

この作業で、プラグコードやプラグキャップのリークなどを発見することもあるので

どうせ一緒に外すのなら点検くらいはしておきます。

 

点火プラグの斜め入れ、閉めすぎ、緩すぎ、どれも注意が必要ですが、前の2つはプラグホールを破壊し、修理代も大きくかかってしまうケースでも良くあるので、こんな作業も実はとても熟練を要する作業です。

 

今までそんな、プラグホールを傷めたバイクを良く見かけたので書いてみました。

 

正確で確実な作業の不可能ない方は、こうなる前に、バイクショップや

専門店で相談すると良いと思います。

 

そんな理由で自分で整備や作業をすることは、おすすめしませんけれど

確実で正確な作業ができるかたには、何も言うつもりはないのですよ。

 

入門者のためにね。

 

どうしても技術習得したい人は、壊しても良いエンジンや捨てるバイクなどを自分の勉強用に格安で入手して、エンジンを壊しながら、いろいろな経験を積んで、真の上級者の指導のもとで整備を覚えるのが、一番安くて大事には至らないかな、と思います。

 

 

確実に整備作業出来る人は、そんなふうにして、体や実際の体験と知識と試行錯誤などを使っておぼていったので、そんなところも意識して頂けたらよいかなと思います。

 

 

 

 

写真は、中古車から取り外した点火プラグの状態です。

ヘッドカバーガスケットから、オイルが漏れてプラグホールには多くの砂やゴミがたまっていました。ゴミや砂オイルなどを完全に取り除き、清掃後取り外しました。

 

この点火プラグは交換は長いあいだされていなく、1番2番は錆と腐食がありますがエンジンとしては、カーボンが少し多めですが、コンデイションもそんなに悪くなく、消耗品を替え

 

て行けば元気になるバイクなのでレストア風に直しながら、完璧なコンデイションを目指して車検を取得して行きます。

 

プラグ交換でも、こんな複雑で微妙なところがあるので真似はしないでね。

 

自分で確実に作業できる人だけ、作業ミスなどは全て、自己責任なので。

皆さんの整備事故や怪我も心配だから、DIYはおすすめはしないのです。

 

僕としてはですね。

 

バイクショップや、整備工場、専門店に相談してね。