ロシア、ウクライナどちらが砲撃したか、査察に入ったIAEAは知り得た筈だが、敢えて?特定しなかった。

ロシア、ウクライナ双方の兵力をザポロジエ原発から引き離し、周辺を非武装化させるため、(今後を考え)敢えて?特定しなかった?可能性も・・

戦火の原発というもう一つの「核の脅威」 原発リスクという「不都合な真実」
【奇しくも、原発肯定・財界人のバイブル?日本経済新聞と、原発否定・リベラルのバイブル?朝日新聞が同日、
戦時下では、自国の原発は敵国の核兵器と成り得ると警鐘を鳴らし、
日経新聞・編集委員 矢野寿彦氏は更に踏み込んで、原発が『戦火の下では一転して人類を滅ぼしかねない「核の脅威」に化ける怖さを、まざまざと見せつけられた。』と述べている。

 しかし、原発真理教?信者の自民・維新 両党の先生方は・・】


 Yahoo!ニュース・ロイター 最終更新:9/7(水) 8:07
情報BOX:ザポロジエ原発巡るIAEA報告書の抜粋

【国際原子力機関(IAEA)は6日、ロシア軍が占拠するウクライナ南部のザポロジエ原子力発電所に関する報告書を発表した。

以下は約50ページに及ぶ報告書の抜粋。

<総論>

IAEAは依然としてザポロジエ原発の状況に重大な懸念を抱いている。それは変わっていない。

困難な状況にもかかわらず、IAEAはウクライナでの安全対策を引き続き実施する。また、IAEAは核拡散の懸念を生じさせるような兆候を発見していない。

<ザポロジエ原発の保護区域>

紛争が終結し、安定した状況が再確立されるまでの間、軍事的手段による物理的損傷から生じる原子力事故を防止するための暫定的措置が緊急に必要だ。これは、原子力の安全性およびセキュリティー保護区域を直ちに設定することによって達成できる。

IAEAは、ザポロジエ原発における原子力の安全性およびセキュリティー保護区域の緊急的な設置に向けた協議を直ちに開始する用意がある。

<ザポロジエ原発の被害>

(IAEAの)チームは、特に9月3日に管理棟の地上階に避難するよう指示された際、原発近辺での砲撃を間近で目撃した。さらに、チームは原子炉建屋に近い場所などさまざまな場所で以下のような被害を確認した。

- タービン用潤滑油タンク1基

- 使用済み燃料運搬車用建物などさまざまな建物の屋根

- 新燃料貯蔵施設や放射性廃棄物貯蔵施設などがある特別棟

- 新しい研修棟

- 物理的防護システムの中央警報所がある建物

- 乾燥使用済み燃料貯蔵施設の周辺にある放射線モニタリングシステムが設置されているコンテナ

一部の損傷についてはすでに修復作業を実施、または進行中であり、生じた全ての損傷を修復するためにはさらなる作業が必要であることを指摘した。チームは、この地域の放射線レベルは通常通りであるとの通知を受けた。

<ロシア軍の存在>

チームは、1号機と2号機のタービンホールの地上階に複数台の軍用トラックが、原子炉ユニットをつなぐ陸橋の下に軍用車両が配置されているなど、ザポロジエ原発のさまざまな場所でロシア軍の人員、車両、設備が存在することを確認した。また(ロシア核関連企業の)ロスエネルゴアトム専門家グループの存在も確認した。この専門家グループの役割は、原子力の安全性、セキュリティー、およびザポロジエ原発の管理者に運用に関する助言を提供することであると、ウクライナの原発スタッフおよび管理者から説明を受けた。

<ザポロジエ原発を稼働させるウクライナ人スタッフ>

チームは、稼働スタッフがスプレー冷却池、建物の屋根、取水口付近の建築物など一部の区域に自由にアクセスすることができず、冷却池区域へのアクセスは現地の軍関係者による許可が必要であることを立証した。(IAEA調査団によるザポロジエ原発への)査察を受け、事務局長は、このような制限により、稼働スタッフの一部の場所への緊急時のアクセスが制約され、その結果、通常の稼働と緊急時対応の有効性が損なわれる可能性があるとの懸念を表明した。

ウクライナの原発スタッフと管理者は、核物質防護分野の40%のポジションに現在、スタッフが配置されておらず、現地の核物質防護を維持するために既存のスタッフの作業負荷が大幅に増加しているとチームに報告した。】