原発再稼働に前向きな自民党と連合(電力労連が支配)に支援されながら、原発も自民食も消すことで再選を目指す現職・花角知事。
 
挑むは、「柏崎刈羽原発を再稼働させない。争点は原発」とする、住宅メーカーの副社長・片桐奈保美氏。

本来なら、片桐候補の支援に回る筈の立民は、支持母体の連合(電力労連が支配)に配慮し、前回、前々回同様 自主投票。

普通に闘えば、現職・花角知事は当選確実?だが、前々回 米山候補が大逆転劇を演じたように、原発再稼働問題が争点化されれば、現職・花角知事が苦杯をなめる可能性も・・


 FNNプライムオンライン 2022年4月23日 土曜 午後9:00
「原発再稼働問題」も争点に 新潟県知事選まで1カ月 "自民色”消す現職vs"野党支援”集める新人

【現職と新人の2人が立候補を予定している新潟県知事選挙。選挙の構図や両陣営が描く戦略について、争点の一つ、「原発再稼働問題」からひも解いていく。

2期目を目指す花角知事 新人の片桐奈保美氏が立候補へ
2月県議会の最終日、知事選に向けて自民党から激励を受けていたのは花角知事。

花角知事:
まいた種や植えた苗をしっかりと育てていきたい

片桐奈保美 氏:
柏崎刈羽原発を再稼働させない。争点は原発

「原発が安全であれば」という論議が今まではあったと思うが、安全な原発も危険だということが分かった

立憲民主党県連 菊田真紀子 代表:
自主投票ということで決定。個々人の判断と責任を持って、支援をしたい人は支援をする

その背景には、立憲民主党の最大の支持母体・連合新潟の存在があった。

連合新潟 牧野茂夫 会長:
連合は花角さん支持ということで決めさせていただいた

米山隆一 衆院議員:
私のときも立憲民主党は自主投票だったので、実はあまり変わらない

こう話すのは、片桐さんの支援に回る米山隆一衆院議員。原発再稼働反対を旗印に戦い勝利した2016年の知事選と構図は同じだと指摘する。

しかし、決定的に違うのは、この敗北から自民党が学んだということ。

“政党色”消し勝利した花角知事 県政では自民党との結びつきの強さ強調

自民党県連 柄沢正三 幹事長(2016年):
敗因は、やはり原発

自民党 二階 幹事長(2018年):
今度は敗れない

2018年の知事選、二階元幹事長とも関係の深い花角知事の擁立に動きながらも、原発推進の立場である自民党は黒子に徹した。

花角知事(2018年):
安全性がしっかり検証されて、かつ県民の皆さんの納得のないかぎり動かしません

野党側が狙う原発再稼働問題の争点化を阻止し、花角知事が当選を果たした。

自民党 沢野修 県議(2018年):
自民党という名前を表に出さなかったことも勝利につながった】一部抜粋