孫正義氏は事業家というより、眼力鋭い錬金術師か?

ソフトバンクは4年前に約320億ドル(約3兆3000億円)で買収したArmを、400億ドル(約4兆2500億円)で売却、約1兆円の売却益。
しかも、ArmのISG(Internet-of-Things Services Group)は売却の対象外。

 Yahoo!ニュース・朝日新聞デジタル 9/14(月) 9:06配信
ソフトバンク、アームを4兆円でエヌビディアに売却へ

【ソフトバンクグループ(SBG)は14日、傘下の半導体設計大手アームの全株式を、米半導体大手エヌビディアに売却する契約を結んだと発表した。売却額は最大400億ドル(約4・2兆円)。アームを中核的な事業の一つと位置づけてきたが、手元資金の確保を優先し売却する。米中などの規制当局の承認を経て、売却を完了するのに1年半を要する見込みだという。

 4・2兆円のうち半分超はエヌビディア株で受け取る契約で、SBG側はエヌビディア株の6・7~8・1%を保有する大株主となる。エヌビディアは、画像処理用半導体の大手で、AI(人工知能)向けにも強みを持つ。

 SBGは2016年に約3・3兆円でアームを買収。アームの再上場も視野に入れていたが、AI分野で存在感を強めるエヌビディアと連携する方が有利と判断した。SBGの孫正義会長兼社長は「エヌビディアの主要株主として、アームの成功に投資していくことをうれしく思う」との談話を出した。

 ソフトバンクは今年3月、財務改善などのため4・5兆円分の資産を売る方針を決定。これまでに中国IT大手アリババや国内携帯電話のソフトバンク、米携帯大手TモバイルUSの株式売却などで8割を確保した。アーム株の売却で1兆円超の現金が入る見込みで、資産売却の目標を上回ることになった。】

 Yahoo!ニュース・ITmedia Mobile 9/14(月) 10:00配信
ソフトバンクグループが英Armの全株式を米NVIDIAに最大400億ドルで売却へ 取引完了まで18カ月かかる見通し

【ソフトバンクグループ(SBG)は9月14日、同社がソフトバンク・ビジョン・ファンド(SVF)およびSoftBank Group Capitalを通して保有しているイギリスArm Limitedの株式の全数を米NVIDIAに売却する契約を締結したことを発表した。株式の最大取引価値は400億ドル(約4.2兆円)で、売却は規制当局の承認など必要な手続きを全て満たすことを条件に行われる。取引の完了までには約18カ月かかる見通しだ。

今回SBGは、当初予定していたArm単独での再上場計画と、NVIDIAへの売却を検討した結果、後者の方が「Armの潜在的な可能性をより実現でき、当社の株主価値の向上に資すると判断」したという。

 SBGはNVIDIAの主要株主の1社でもある。株式売却後もNVIDIAを介してArmとの関係を継続する方針だ。

 なお、ArmのISG(Internet-of-Things Services Group)は売却の対象外となっている。売却完了までに、ISGはArmから分離される予定だ。】一部抜粋