国交省のデータを見る限り、亀山ダムでは14:50から、高滝ダムでは17:10から、
放流量が流入量を上回る、実質緊急放流状態に・・


公式には、緊急放流は『決壊してあふれ出すのを防ぐために流入量と同量を放流する緊急措置で例外中の例外」』だそうだが・・
ダム管理は『異常洪水時防災操作』で開き直ったら負け

市原市によると、25日午後3時にはすでに、養老川はあふれ出しているのだが・・
【速報】養老川・神崎川・新堀川が氾濫、さらに上流のダムが緊急放流を予定、命を守る最善の行動を!
【市原市によると、市内を流れる養老川から水があふれ出したとして、25日午後3時、養老川流域の399世帯893人を対象に5段階の警戒レベルのうち、最も高いレベル5にあたる災害発生情報を出した。】


西日本豪雨では、流入量を遥かに上回る、規定の6倍を緊急放流、下流域で犠牲者が・・
ダムの〝水〟が下流域を襲い、住民の命と暮らしを奪ったなら・・無謀な緊急放流の責任はどこに?

午後4時半からの緊急放流を一旦見送った?筈の亀山ダムでは、記録を見る限り
フライング?して、14:50から全流入量が全放流量を上回る 実質緊急放流を開始、

一方、午後5時からに変更された高滝ダムでは、予告どおり17:10より実質緊急放流を開始している。

 livedoorニュース・日テレNEWS24より
高滝ダムと亀山ダム 緊急放流せず 千葉
 
【千葉県によると、少なくとも7つの川で氾濫が起きているが、他にも氾濫したという通報が複数あり、全容は把握できていないという。

県は、市原市の高滝ダムと君津市の亀山ダムで緊急放流を行う可能性があると発表したが、ダムに流れ込む水の量が想定を下回ったことから最終的には緊急放流は行われなかった。】一部抜粋

ダムは、緊急放流(異常洪水時防災操作)開始前までは、洪水を防ぐ守り神?だが、
水利権に阻まれ?水位が3m弱上がっただけで凶器に豹変してしまう。

両ダムとも、全流入量が全放流量を上回る 実質緊急放流開始前にも、豪雨の中
流入量の70~85%程度を放流、洪水調整には殆ど寄与しなかったように見える。

果たして両ダムは、下流域・市原市民の命と暮らしを守ったと言えるのだろうか?

亀山ダム
洪水調整前水位80.36m、実質緊急放流開始14:50の水位82.61m 水位差2.25m
全流入量354.80m3/s 全放流量360.50m3/s 
(平常時最高貯水位80.60m 異常洪水時防災操作開始水位83.30m、水位差2.90m)

国土交通省・川の防災情報(亀山ダムの時間変化




高滝ダム
洪水調整前水位36.11m、実質緊急放流開始17:10の水位38.91m、水位差2.80m
全流入量491.21m3/s 全放流量495.80m3/s 
(平常時最高貯水位36.15m 異常洪水時防災操作開始水位39.70m、水位差3.55m)

国土交通省・川の防災情報(高滝ダムの時間変化