正論で選挙に行かない不利益を並べ立てても、選挙に興味のない棄権族には響かないが、「若者よ、選挙に行くな!」と言われれば・・

若者よ、選挙に行くな


  Yahoo!ニュース・関西テレビより
参院選「若者よ、選挙に行くな!」話題の動画 その真意とは?
【「選挙?面倒でしょ」「若者よ、選挙に行くな!」

若者に対し、投票に行かないように呼び掛ける映像。
これは、7月21日に投開票が行われる参議院選挙に向けてつくられたものです。

7月12日に投稿され、16日午後2時半の時点で再生回数は「約311万回」と話題になっています。

【動画】
「年金が破綻する?関係ないわ。だって私はもらえているもん」
「ツイッターで政治の話をシェアして知った気になっているんじゃない?」
「でもあなたたちは選挙には行かない」「あなたたち若者は存在しない人」

この動画を見た20代の男性は・・

【20代男性】
「ツィッターで(動画が)回ってきた。あれが流れてきて、(投票に)行っといた方がいいかなみたいな」

一方で、動画を見ていない10代は・・

【10代女性】
「(投票に行ったことは?)ない」
「(投票の機会が)一回あったけど、日にちを知らなくて気づいたら終わっていた」

選挙権が18歳に引き下げられたのは、いまから3年前の参院選です。
このとき、10代の投票率は、46.78%でした。

しかし、翌年の衆院選では、40.49%と6ポイント以上ダウンしました。
このような状況の中で、作られたのがこの動画です。

【動画を作成した「笑下村塾」たかまつなな取締役】
「ストレートに『選挙に行け』といっても、なかなか伝われないんじゃないかというところで、あえて苛立たせるみたいな、逆に興味をひいて選挙に行ってもらえないかという思いで作りました」

この動画を作った会社では、若者と政治の距離を縮めようと、無料の出張授業なども行っています。

16日は前回の参院選で18歳の投票率が全国で3番目に低かった徳島県で、17歳から18歳の高校生50人に選挙の仕組みなどを教え、授業の最後にはあの動画を見せました。

【生徒は】
「選挙に関して興味が湧いて、18歳になったら選挙に行こうという気になった」
「自分たちの投票で、国の考え方も変わるんだと思いました」】一部抜粋

「若者よ、選挙に行くな」と全力で煽ってくる。衝撃的なメッセージの狙いとは