市場の特殊性を無視した素人設計、支持層に到達しないグラグラの「死に杭」、
液状化で猛毒汚染水が地上に溢れる恐れも・・

昨日の一般向けお披露目には、新種のテーマパーク?と勘違いした4万人超が押し寄せたようだが、
世紀の失敗作・豊洲市場が廃墟となり、誰も寄り付かなくなる日も案外近い?

猛毒の埋まる豊洲市場は 原発と同様に、在ってはならない有害施設。
しかし、戻るべき築地市場では、段取り良く?すでに解体作業が・・

豊洲市場に「杭打ち偽装」疑惑が浮上…施工業者が決意の告発!小池知事が安全宣言したばかりなのに

豊洲市場に「杭打ち偽装」疑惑:建築の絶対的な基準GLがずれたまま施工、ミスは隠蔽 〜 そもそも何から何まで失敗の見本公共施設

緊急解説!!豊洲市場の構造設計に疑義アリ

豊洲市場 11カ所亀裂、地盤沈下が原因 都「想定内」

小池都知事「豊洲市場の安全を宣言をします!」→市場の敷地内で地盤沈下発生\(^o^)/

ズサンな地盤調査 豊洲新市場は首都圏地震でストップ確実

 MSNニュース・AERA DOTより
さよなら築地 豊洲市場は「重大な設計ミスがある」専門家が指摘
【<積載荷重 2.0・2.5トンフォークは、1パレット800キログラムでの運用をお願いします>(写真参照)

 2.0トンフォーク、2.5トンフォークとはそれぞれ2トン、2.5トンまでの荷を載せられるフォークリフトのことだ。パレットは魚など水産物を入れる容器で、それを800キログラムまでに抑えろというのはどういうことなのか。

 東京中央市場労働組合の中澤誠・執行委員長が憤る。

「あり得ない話です。フォークリフトで荷役作業が行われる一般的な物流倉庫では、1平方メートル当たり1.5トン程度の床積載荷重が確保されることが常識です。ところが、豊洲の仲卸売り場の床は1平方メートル当たり700キログラムしか確保されず、市場問題プロジェクトチームの会合でも何度も問題視されてきました。しかし、都も設計会社も、『問題ない。大丈夫だ』と言い張っていました。この貼り紙が示すのは、豊洲市場は床積載荷重が足らず、重大な設計ミスがあると白状しているようなものです」】

豊洲市場は地震に耐えらない? 業者が持ち込む「塩」の重量規制まであった

【築地市場に代わって「日本の台所」として新たに開場した豊洲市場は、大地震などの災害時には防災拠点施設の機能を担っている。だが、耐震強度や土壌汚染を巡っては、専門家は安全性がまだまだ足りないと指摘する。業者も「市場に持ち込む塩ですら重量規制があるなんて」と嘆いている。

 東京の中央卸売市場である豊洲市場は「日本の台所」としての役割ばかりでなく、大地震など災害時の防災拠点施設という重要な機能を担っている。生鮮食品を中心とする食料を確保し、都民に供給する食料基地として位置付けられている。

 防災拠点となる建物は、一般の建物より高い耐震強度が求められている。中央卸売市場は東京都の条例で消防署、警察署、都庁本庁舎などともに「重要建築物」に指定されている。これら重要建築物は、一般の建物より1.5倍ないし1.25倍の耐震強度を要する。

 豊洲市場は1.34倍あるが、都と設計会社の打ち合わせ記録からは、耐震設計を緩和していったことがうかがえる。

<(都)財務局の構造設計指針には準拠して欲しいが、必要保有水平耐力時の層間変形が厳しいはずなので、適宜相談に応じる>(2011年10月25日)

<大地震時の層間変形角は、用途係数を考慮した条件での値とする。RC造の1/200は非常に厳しいため、今後相談に応じる>(11年11月17日)

 建築エコノミストの森山高至氏が解説する。

「地震の横揺れで水平方向に変形する角度を『層間変形角』といいますが、この変形角を200分の1から、100分の1に下げたのです。200分の1では地震の揺れで2メートルの高さものが1センチずれますが、100分の1では倍の2センチもずれることになります。このため窓ガラスが破損し、ドアが開かなくなり避難できなくなる事態も考えられます」

 移転費用に総額約6千億円も注ぎ込んだのだから、耐震強度は1・5倍にするべきだったのではないか。防災拠点として本当に機能するのか、きわめて疑問だ。なぜ、耐震強度を引き下げることになったのか。構造設計1級建築士の高野一樹氏がこう説明する。

「地下空間の柱状の基礎部分を通常より太くして重くなり、杭にかかる負荷を軽減するために建物のトータルの重さを軽くする必要性に迫られたのです。このため、梁をすべてSRC(鉄骨鉄筋コンクリート)造ではなく、鉄骨にせざるを得なくなったのです。梁を細くできる鉄骨造はコンクリートよりも曲がりやすいので、大きな地震で変形します」

 構造物自体を軽くしなければならないのだから、床積載荷重も制限されている。通常の流通施設は1平方メートル当たり1.5トンあるものだが、仲卸業者が入る「6街区」は半分以下の700キログラムしかない。このため、2.5トンフォークリフトが800キログラムまでしか運搬できないというおかしな事態が起きている。

 実際、商品の持ち込みまで抑制させられた業者もいる。物販の店主が困惑しながら語る。

「うちはいけすに使う塩も扱っていますが、1パレットで1トン半あります。豊洲での営業直前に、都の職員から『何トンも持ち込まないでほしい。ちょっと自重してほしい』と言われました。まさか、そんな細かいことまで指示されるとは思わなかった。業務用の冷蔵庫や水槽なども相当重くなるから、注意を受けたのは私だけではないはずです。パレットを2段に積まないなど、荷物をなるべく分散して置くようにしています。都の決めたことには従わないと仕方がない」

 一方、土壌汚染は現在も深刻で、環境基準を大幅に上回るベンゼンや猛毒のシアンなどが検出されている。9月下旬にはマンホールから大量の地下水が噴出する“事件”が起きた。地下水位はいっこうに下がらず、揚水ポンプでくみ上げて処理施設に送り込んでいる始末だ。噴き上がった地下水は揚水ポンプから漏れ出したものだが、汚染されていたら土壌汚染対策法違反の可能性も指摘される。

 実は、建物のいびつな構造設計は土壌汚染と無関係ではない。この問題を追及している1級建築士の水谷和子氏が言う。

「本来ならば、基礎部分の下に地下梁を渡して強化しなければならなかったのです。しかし、地下室の下はシアン化合物、水銀、六価クロム、ヒ素、鉛など重金属で汚染されているため、工事ができなかった。そのかわり、地下空間の柱状基礎を太くしなければならなくなったのです」

 豊洲市場周辺は、東日本大震災の時に震度5強で液状化し、路肩に大きな亀裂が入った箇所もあった。

 水谷氏が続ける。

「最も問題なのはシアン化合物です。地表に出てしまうと二酸化炭素と反応してシアン化水素=青酸ガスに変質すると専門家から聞いています。豊洲市場は大地震が起きれば、立ち入り禁止エリアになるかもしれないのです。防災拠点どころの話ではありません」

 橋が落下すれば、豊洲市場は陸の孤島となり、食料の供給も寸断されることになる。】