いつかは原発ゼロ”に、しかし即時“原発ゼロ”は非現実的」と、人は言うが・・
しかし日本は、その非現実的?“原発ゼロ”を、5年間も実践してきた。

『安全ではない』『コストは安くない』『クリーンエネルギーでもない』原発。
有り難がる理由など何処にもないでは?

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 グノシーより
小泉純一郎「日本は“原発ゼロ”で5年間やってきている」
【◆日本は“原発ゼロ”で5年間やってきている

講演後の会見でも、小泉氏は「(安倍首相が)原発ゼロに切り替わるといいと思っているのですが、なかなかそうしそうにない。どうしてこんなに簡単なことがわからないのか。

『安全ではない』『コストは安くない』『クリーンエネルギーでもない』。よく調べてみれば、『(原発推進の三大理由はすべて)嘘だ』ということがわかると思う」と発言。記者が「原発問題は参院選の争点になるのか」と聞くと、小泉氏は「野党は原発問題を争点にすべき」と訴えた。

「(原発問題を争点にする)意思が野党第一党にないというのが不思議だね。
普通、野党第一党なら自分で争点をつくり出しますよ。(野党は原発ゼロを)大きな公約の一つにするべきだ。与党はしたくないでしょう。私は原発ゼロの時代が来るまで粘り強く活動を続けていく。引退したが、あの事故を目の当たりにして『こういうものだったのか』と悔しい思いをしている。他の問題に口を出すときりがないから、原発問題に絞ってやっているが、国民の力は大きいから諦めていませんよ」

今年3月の福島講演で「原発即時ゼロこそ現実的」と強調した小泉氏。記者にこう強調した。

「原発推進論者は『ただちに原発ゼロは無理。いずれ寒い冬が来て、暑い夏が来れば、エアコンが止まってしまう』と言っていた。ところが’11年3月から’13年9月まで原発は2基しか動いていなかった。

それから丸2年、原発ゼロになったが、東京を含めて停電することなく、安定的に電力を供給できた。最近、2基が動き始めたが、実質、原発ゼロで5年間やってきているわけです。ドイツは原発ゼロを宣言しましたが、まだ何基か動いている。

日本は実質原発ゼロを5年間やってきている。まさに『やればできる』。この事実は重いです。まさに原発ゼロは、やればできる夢の事業です。これから、自然界に無限にあるエネルギーを我々の生活に生かしていく。そういう素晴らしい事業に今後も皆さまと共に努力をしていきたいと思います。

原発が存続する以上、たった今もこれからも、また事故が起きるかもしれない。再び事故が起きることは阻止しなければいけないと、私は講演活動を続けています」
「原発ゼロ」の実現を目指して、小泉元首相の全国行脚はまだ続く。】一部抜粋