福島原発事故でも実績のある「緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム(SPEEDI)」を、
避難計画の参考として活用したいのは当然のこと。

 国や規制委は、<SPEEDI>のデータは不正確で使えないと言うが・・

 福島原発事故では、意図的に隠蔽された<SPEEDI>データ。
後に公表されたデータでは、福島原発からの死の灰の流れをかなり正確に捉え、
安全と思われていた、30キロ圏外の飯舘村を襲う様子も記録されていた。

 もしあの時、<SPEEDI>データが適時に提供されていたなら、
多くの人が、不要な被ばくをせずに済んだはずだが・・
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 その正確なSPEEDIを、政府が規制委が毛嫌いするのは何故なのだろうか?

 滋賀県はじめ全国知事会の言い分は当然、役立たず?と「SPEEDI」を否定する国・規制委だが、
北朝鮮の核実験では一転、「SPEEDI」の世界版で拡散予測を公表している。

 情報の戸乏しい北朝鮮の放射能は拡散予測できて、基礎データが完備?している日本の原発が
吐き出す放射能の拡散予測はできない? そんな馬鹿な話はないと思うが・・

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 Yahoo!ニュース・京都新聞より
滋賀県、原発事故避難対応に苦慮 国「SPEEDI」活用せず
【原発事故を想定した国の指針改定で、放射性物質の拡散を予測する「緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム(SPEEDI)」を活用しない方針を受け、滋賀県が対応に苦慮している。

 県は避難や放射線量測定の準備のため「参考情報でもSPEEDIの予測を知りたい」と要望しているが、避難を判断する国は実測値で対象地域を決めるとしており、県は独自の予測方法を検討している。
 原子力規制委員会は昨年4月に災害対策指針を改定し、事故時の原発の状態などに基づく判断の方が的確として、気象予測によるSPEEDIを活用しないとした。全国知事会や関西広域連合はSPEEDI活用を国に申し入れている。

 原子力規制委は今月6日に北朝鮮が核実験を実施した際、SPEEDIの世界版で拡散予測を公表した。

 このため県原子力防災室は「原発事故でも同じように対応できるはず。実測値で判断するにしても、モニタリングや避難の準備が必要になるのはどこかを絞り込むため、参考でいいからSPEEDIの情報を求めたい」としている。】一部抜粋