東電に拠れば、重要部品・主蒸気逃がし安全弁が200度までしか耐えられずに核燃料が出す高熱で溶け機能せず、「メルトダウン」が進み、サブチェンバーが破裂したそうだが・・
※ 福島原発2号機: ベント失敗でサブチェンバー破裂、4年経って判明??

 2700度にもなる核燃料、対して重要部品・主蒸気逃がし安全弁は、200度までしか耐えられない??
※ 2700度にもなる核燃料が1000度で溶ける圧力容器に・・メルトダウンは必然

 ベント失敗の原因が、主蒸気逃がし安全弁(SR 弁)の耐熱性不足にあるとしたいようだが、

 事故分析検討会(第 5 回)資料4-3には、1 号機の逃がし安全弁(SR 弁)の弁開閉記録が存在しない(2、3 号機には存在する)
2 号機の場合は、SR 弁の作動音が頻繁に聞こえたが1 号機の SR 弁の作動音を耳にした者は一人もいない とある。

 1 号機はともかく、2号機の主蒸気逃がし安全弁は、作動していた形跡があり、東電の説明とは矛盾するような・・

 東電が、2号機原子炉破裂について、何か重要なことを隠していることは確かだと思われるが・・

参考資料 岡野バルブ製造 株式会社・高温高圧バルブ
     中部電力・重大事故基準への対応状況 
     福島第一原子力発電所 1 号機津波到達後の小規模 LOCA 発生の可能性について

 NHKニュースWEBより
福島第一原発2号機 重要装置の部品溶け事態悪化か
1【福島第一原発2号機では、すべての電源を失ったなか、事故発生から4日目の3月14日に非常用の冷却装置が止まり、建屋の外から消防車をつないで原子炉に水を注ぐしか核燃料を冷やす手段がなくなりましたが、原子炉の圧力が高く水が入らない状態でした。

このため応急的にバッテリーをつないで原子炉の圧力を抜くための弁を開けようとしましたが、なかなか開かず、他のトラブルも重なって水の注入が遅れたほか、その後もたびたび注水が中断しました。

この弁は「逃がし安全弁」と呼ばれ、別のタンクから送り込んだガスの圧力で開く構造になっていて、東京電力が原因を突き止めようと当時のデータを分析した結果、ガスを送り込む装置の隙間を埋めていた部品が200度までしか耐えられずに核燃料が出す高熱で溶け、ここからガスが漏れていた可能性があることが分かりました。

柏崎刈羽原発で問題の部品を高熱に耐えられるものに交換することにしていますが、「逃がし安全弁」は、福島第一原発と同じタイプのすべての原発に取り付けられている極めて重要な装置であり、ほかの原発でも安全性の確認が急がれます。】一部抜粋
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