平和のため? 存立危機を回避するため? 
むしろ、日本への報復を引き出し 国民のリスクが増すだけ。

 世界の嫌われ者=アメリカの戦争に協力しても、何もいいことはない。

 毎日新聞より
特集ワイド:続報真相 安保法案、これだけの危険
◇集団的自衛権の行使 揺らぐ首相の説明、リスク高まる国民

まずは、海外での紛争から逃げる日本人の母子が乗った米艦船のイラストが描かれたパネルを思い出してほしい。安倍晋三首相は昨年7月、「我が国への攻撃ではないが、日本人の命を守るため、自衛隊が米国の船を守れるようにするのが今回の閣議決定だ」と説明した。

 中谷元(げん)防衛相が「邦人が米艦に乗っているかは判断の要素の一つではあるが、絶対的なものではない」と答弁。安倍首相の説明の前提は崩れ、日本人が乗っているかどうかは関係なかったのだ。

 安倍首相は「日本に輸入される原油の8割がホルムズ海峡を通過し、海峡が機雷で封鎖されて燃料が不足すれば、人的・物的被害が出る」と。

 海峡が封鎖されても、日本には150日分の石油備蓄が・・
しかも、原油の輸出を増やしたいイランからは、海峡の機雷封鎖について「イランを想定しているなら、全く根拠のないこと」(ナザルアハリ駐日大使)と否定されてしまった。

 政府は「リスクが高まることはない」と繰り返すが、
「集団的自衛権の本質は相手の報復を引き出してしまうこと。仮に北朝鮮が米艦船を攻撃し、日本は攻撃を受けていないのに北朝鮮を集団的自衛権の行使で攻撃したら、北朝鮮の日本への報復は倍返しになるでしょう。国民や自衛官のリスクは圧倒的に高まります」 】一部抜粋