「できるだけ早く閉めたかったが、周辺線量が高く作業が難航した」そうだが、
福島原発で最も多くの放射性物質を放出する大穴を、2年も放置するとは、どういう神経をしているのか?

 1号機のように建屋ごと覆う事も、上部から吊り下げ式に仮止めし塞ぐ事も出来た筈。
やる気さえあれば、いくらでも大穴を塞ぐ方策はあった。
ただ費用を惜しみ?それをしないのが東電の東電たる所以か?

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 福島中央テレビより
2号機原子炉建屋の穴 パネルでふさぐ作業終える
【東京電力は、事故直後から放射性物質を出し続けていた第一原発2号機の原子炉建屋の穴をパネルで塞ぐ作業を終えました。
 2号機は、おととしの事故直後に、1号機の水素爆発の影響で、建屋東側についていた横6メートル、縦4.3メートルの圧力を逃がすパネルが外れ、開いた穴から第一原発で最も多くの放射性物質の放出が続いていました。

 放射線量が高く、この穴を塞ぐ作業は難航していましたが、きのう、ようやく鋼鉄製のパネルを設置する作業を終えました。
 東電は今後、建屋の中の汚染された空気をフィルターを通して放射性物質を除去したうえで放出する計画で、2号機からの放射性物質の放出は抑えられるとしています。】

 毎日JPより
福島第1原発:2号機の小窓ふさぐ
【東京電力は11日、福島第1原発2号機の原子炉建屋上部で、開けっ放しになっていた小窓「ブローアウトパネル」(横6メートル、縦4.3メートル)を金属のふたでふさぐ作業を終えたと発表した。閉止によって放射性物質の外部放出がどの程度抑制できるのかを今後調べる。

 小窓は建屋内の圧力を逃がす目的で設置されている。2号機では、隣接する1号機の水素爆発の衝撃で偶然開放。内部の水素ガスが排気され、建屋の水素爆発を回避できたとされている。

 2号機からは現在、最大で毎時200万ベクレルの放射性物質が外部に放出されている。東電の尾野昌之原子力・立地本部長代理は記者会見で「できるだけ早く閉めたかったが、周辺線量が高く作業が難航した」と述べた。】
          毎時200万ベクレルの放射能入り水蒸気を吐き出す2号機
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