日本の報道機関は、政府と原子力ムラの広報に成り下がってしまった。まったく恥ずかしい限りだ。

 マスコミ関係者には、報道の使命をもう一度再確認していただきたい。
また、私たち国民も、マスコミの伝えるニュースのすべてが、真実ではないことを知るべきだろう。

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 NHKニュースWEBより
“報道の自由度”日本53位に大幅後退
【ジャーナリストの国際団体「国境なき記者団」は、国や地域ごとにどれだけ自由な報道が認められているかを表す「報道の自由度」のランキングを発表し、日本は、東京電力福島第一原発の事故で開示される情報が限られているなどとして前の年の22位から53位へと大幅に順位が下がりました。

「報道の自由度」のランキングは、パリに本部を置く「国境なき記者団」が毎年発表しているもので、今回は179の国と地域が対象となりました。

このうち、日本は、東京電力福島第一原発の事故について、「透明性に欠け、個別取材に対して政府などから開示される情報があまりにも限られている」などとされ、前の年の22位から53位へと大幅に順位が下がりました。

これについて「国境なき記者団」は、「例年は上位に入っている日本の評価が急落したことは、警鐘が鳴らされたものと受け止めるべきだ」と指摘しています。】

 国境なき記者団Reporters Without BordersHPより
報道の自由ランキング2013 PRESS FREEDOM INDEX 2013
Japan (53rd, -31) has been affected by a lack of transparency and almost zero respect for access to information on subjects directly or indirectly related to Fukushima. This sharp fall should sound an alarm.
日本(53位、31位下落)は、福島原発事故について、透明性に欠け、個別取材に対して政府などから開示される情報があまりにも限られていた事に起因する。この急落は、警鐘と受け止めるべきだ。

Japan (53rd, -31) plummeted because of censorship of nuclear industry coverage and its failure to reform the “kisha club” system. This is an alarming fall for a country that usually has a good ranking.
日本は、昨年の22位から53位へと大幅にランクダウン。その理由として、原子力産業に関する報道の不透明さ、記者クラブ制度の改革の遅れなどを挙げている。通常は上位にランクインされている日本に対する警告とみられる。】