民主党のマニフェスト破りは、国民に対する悪質な詐欺だ。
野田総理は、マニフェストを破る事を正式に公言し、消費税の増税を不退転の決意で断行すると言う。
いったい誰の為に、マニフェストを破り、弱者いじめの消費税増税を断行するのか?
 
 民主党も野田総理も、国民の側をまったく見ずに、官僚と財界の方ばかり見ている。
これでは、私たちが否定した自公政権と何ら変わらない、むしろ民主党と言う選択肢が無くなってしまっただけ、政権交代前よりも事態は深刻だ。

 武井信雄さまのブログより
【政治家は“国民との信頼”によって成り立っている。ただ最近は、先進国の民主主義国家でも、信頼が失われつつある。わが国も、長い間“自民党政治”が続き、政官業の“癒着”によって国民の政治離れが進んできた。

そういう状態の中で民主党の“マニフェスト”なるものが発表されたので、国民が「これだ!」と飛びつき民主党政権が出来た。そんなものに飛びつく国民がバカだと言われればその通りである。だが、国民がそれにひと筋の「夢」を見出したのも事実である。

 その夢に希望を見出した。夢は見るものだけではなく、夢は叶(カナ)えるものでもある。希望が出てきたところに“マニフェスト”を実現してくれるだろうという目標があった。だから、国民は一縷(イチル)の望みを賭けて“民主党”に投票した。

ところが、この民主党にはマニフェストという目標はあったが、「それを如何にして実現させるか?」という計画は持ち合わせていなかった。単に“絵に描いた餅”に過ぎなかった。

沖縄問題、高速道路無料化、八ッ場ダムなどに代表される“コンクリートから人へ”、ガソリンの暫定税率廃止、議員定数削減、公務員の人件費2割削減、政策決定の透明化、政治資金の1円以上の領収書添付と公開性、官邸機密費の廃止等々、数え上げればキリが無いが、

どの課題もどのようにマニフェスト実現への具体的かつ緻密な計画が無く、「誰がこのような公約を言い出したのか」も分からない状態だ。つまり、これが民主党の国民に対する「詐欺、ペテン師政党」と言われる根源である。

 こうした、計画が無いから実行が無い。実行が無いから実績が無い。実行が少しでもあれば、少しは実績がある。ところが、少しの実績すら無いから、それを検証すべきものも無いし、実績があれば実績に対する反省もあるが、反省はどこにも無い。

反省どころか、党内での非難合戦。挙句の果て、「党内融和」だと。国民がこれだけ混乱しているのに、野田政権は、国民は横に置いて、まずは「党内優先」とは恐れ入った政治感覚である。

 本来ならば、反省があるところに、必ず進歩がある。現状は?進歩どころか退歩であり、混乱を振り撒いただけだ。夢は混乱の中に消えてしまった。従って、いくら内閣改造しても、不退転の決意と言っても、民主党に対する信頼感はどこにも無くなった。

新大臣になった松原某は、これまで「消費税増税反対!」だと叫んでいたが、大臣に任命された途端、これまでの言い分を180度変え、「消費税増税は必ずしも反対ではない」と。このように、政治家の発言や意志は、羽毛より軽いものなのか。呆れて「開いた口も塞がらない」状態だ。

 先日、国会議員がテレビに出て、議論していた。民主党と自民党の若手だ。言っていることは、二人とも大差が無い。ほとんど同意見だった。なぜ意識、政策が変わらない人間が同じ党ではないのか。疑問である。

最後に、この二人が言っていたことは、「今度の総選挙では、立候補者を国民がよく見極めて投票すべきだ」と述べていた。「どう見極めて投票すればよいのか?」教えて欲しい。自民党も右から左まで非常に幅広い考え方を持っている政党集団だ。

民主党は、自民党の右から、旧社会党の左まで合体して出来た政党だ。こんな、いんちきな政党は無い。おまけに、選挙制度が少数比例代表制では、一選挙区に同一政党から複数立候補はしない。だから、国民には投票する選択肢すらないのだ。

このIT時代に、自分のホームページに選挙中でも自由に政策を述べられるようにしたらどうだ。一番政治のIT化が遅れているではないか。

どうやら、議員数削減にしても「比例は80人削減する」とマニフェストに明記しながら、公明党に配慮して、「比例には拘(コダワ)らない」と表現を変えてきた。

まず、配慮するのは公明党ではなく国民に配慮するのが筋ではないか。国民本位ではなく、議員や官僚本位の政治は、もうコリゴリである。憲法を改正し、国民投票を増やすようにして欲しいものだ。】

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