真正面から、原子力、放射能に立ち向かうNHKと、政府や東電の広報機関として、安全デマ?を流し続けるNHK、どちらが本当のNHKなのだろうか?

 ここに取り上げた番組が、どちらの立場から作られた番組なのか?注意深くご覧下さい。

NHK・BSオンラインより
【BS歴史館  「キュリー夫人と放射能の時代~人は原子の力とどう出会ったのか?~」
BSプレミアム  11月24日(木)午後8:00~8:57
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20世紀初頭、ノーベル賞を2度受賞したマリー・キュリーが活躍していたころ、放射性物質入りの化粧品や食品が流行した。キュリー夫妻の“放射能”の発表に、世間は「魔法の力」と沸き立った。

 多様な商品が開発され、やがて誰にも止められない加速の末、破滅的なものを生み出していく…。キュリー夫人の生涯とともに、科学技術に囲まれ暮らす私たちが、今、どのように科学技術と向き合っていくべきかを考える。
【出演】石坂浩二,渡辺真理,竹内薫,川島慶子】

NHK・ONLINEより
【NHKスペシャル
2011年11月27日(日) 午後9時30分~10時19分
(時間変更の可能性あり) 総合テレビ
※近畿ブロックは、12月1日(木)午前0時15分~1時04分 総合テレビ (30日深夜)が本放送になります。
シリーズ原発危機 安全神話
~当事者が語る事故の深層~

 大津波による全電源喪失、メルトダウン、水素爆発、そして放射性物質の拡散・・・。未曾有の大災害を引き起こした『福島第一原子力発電所』の事故で、これまで「絶対安全」とされてきた、日本の原発の“安全神話”は もろくも崩れ去った。

 長年、安全性の根拠となってきたのが、原子力安全委員会が定める『安全審査指針』だ。指針の策定や改訂をめぐって、専門家や官僚、電力会社は何を議論し、原発の安全を確保しようとしてきたのか。

 番組では、安全委員会の議論と当事者たちへのインタビューをもとに、“神話”の内実を明らかにする。そして、何が今回の事故を招いたのか、今後、原発の“リスク”とどう向き合えば良いのか、検証する。】

NHK・ETV特集より
【2011年11月27日(日) 夜10時
海のホットスポットを追う
 福島第一原子力発電所は太平洋岸に立地するため、チェルノブイリ以上に深刻な海洋汚染を引き起こした。日本原子力研究開発機構の研究グループの試算によれば、福島第一原発事故で海に放出された放射性物質の総量は、およそ15ペタベクレル(15×10の15乗ベクレル)という天文学的な数値になる。

 海に流れ出た放射性物質は、どのように広がっているのか。魚介類にどのような影響を及ぼしているのか。
番組独自の調査などから海の汚染の実態を検証する。

 当初、原発から流出した放射性物質は海で希釈されると考えられた。実際に事故から日数が経過すると、
海水中からは放射性物質がほとんど検出されなくなった。ところが、放射線測定の第一人者・岡野眞治博士と行った測定で放射性セシウムが沿岸部の海底に多量に沈殿している実態が明らかとなる。

 さらに長尾誠也金沢大教授と田中潔東大准教授の共同研究で、こうした海のホットスポット汚染が福島から茨城沿岸部へ移動するメカニズムが見えてきた。親潮や黒潮という日本近海の大きな海流で拡散することなく、岸から近い所を流れる沿岸流や陸地の放射性物質を集めて来る河川の影響が複雑に影響している結果だ。

 多くの国民が懸念する魚介類への影響はどうか。測定調査の結果、食物連鎖を通じて放射性物質の濃縮が進んでいることが分かってきた。番組では事故以来、操業自粛に追い込まれている福島の沿岸漁業者に密着しながら、最新の調査結果によって海洋汚染を検証していく。】