47トピックスプレミアム より
【日本のエネルギーを考えた場合、原子力に頼らない、原子力の比率を減らすとした場合、自然エネルギーはコスト以外の面でも、まだ課題が多く今からの実現していく具体的なプランにはなりにくい。

 しかしエネルギーの確保の問題は待ってはくれない。これからの日本のエネルギーは自然エネルギーを補助的に利用しながら、主力としては火力発電になるだろう。

   ===============  中   略   =================

 こうした中、最先端の石炭火力発電として注目されている技術がある。石炭ガス化複合発電(以下IGCC)と、
呼ばれるもので、石炭をガス化して、天然ガス火力発電で利用されているようなコンバインドサイクルという手法で発電するものだ。石炭は主に炭素、水素、酸素からなる化合物である。
 
 これをガス化炉とよばれる炉で、水素(H2)と一酸化炭素(CO)などにして、燃焼性のガスとして利用する。
そのガスを燃焼してガスタービンを回して発電、さらにガスタービンを回し終えた排ガスの熱を利用して、
水を沸騰させ、蒸気タービンを回す。

 こうした、燃料を燃やして2つの方法で電力を得る発電をコンバインドサイクルという。
このようにガス化によって無駄なくタービンを回すことで発電効率を高める方法がIGCCだ。

 火力発電は発電効率が上がれば上がるほど、同じ電力を発電するための燃料が減る。
同じ電力を作る燃料が減れば、CO2排出量を減らすことになる。IGCCは既存の石炭火力発電より約20%近く効率化されており、近い将来いっそうの効率化も見込まれている。

 将来的には石炭を利用した火力発電であっても50%を超える発電効率も達成できる可能性がある。

 天然ガスでの発電は大変効率的で、今後日本における発電の主力となると予想されるが、
エネルギー安全保障などの点からも石炭も同様に主力になり続けるため、
こうした高度な効率化の技術に期待が寄せられている。】

 石炭も、ガス化すれば、天然ガスと同じように、コンバインド発電が出来るんですね、
未熟な原発技術と違って、日本のエネルギー技術は、日進月歩、今後も大いに期待出来ますね。