yomiuri.onlineより
【 関西電力は16日、関西の鉄道各社に対し、列車の運行本数を減らす「間引き運転」を今夏は原則として要請しない方針を固めた。

 電力の需給状況は厳しいが、間引き運転は社会的な影響が大き過ぎると判断した。企業や家庭への節電要請と他電力会社からの応援融通などで乗り切る考えだ。

 関電から具体的な要請があった場合に限り、近畿日本鉄道やJR西日本は、間引き運転を行う方針だった。他の大手私鉄も「間引きはできるだけ避けたい」との意向だ。阪急電鉄だけは「電力使用率が95%以上となる日が続けば、独自に間引き運転を検討する」としている。

 ただ、関電は、発電所の事故など今後不測の事態が起これば、改めて間引き運転要請を含めた節電策について、各社と協議する。】

 東電と同じように、原発の電気がなければ日本経済は立ち行かないという、電力不足キャンペーンを展開中の関電も、売り上げ減は、経営に響くため、電車の間引き運転は不要と、電気が余って売れ残らないように予防線を張ったのだろう。