河北新報より
 『もんじゅ、開発中止も検討 原発事故受け文科相』
【 高木義明文部科学相は15日の閣議後の記者会見で、高速増殖炉原型炉もんじゅ(福井県敦賀市)について「今後の原子力政策の見直しの中で、一つの課題として方向性を出すことになる」と述べ、もんじゅの開発中止も含め検討していく考えを明らかにした。
 
また高木文科相は「今回の(福島第1原発の)事故は重大。あらためて議論するのは当然」と述べた。
 もんじゅは、プルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料を使い、消費量以上の燃料を生み出す高速増殖炉の原型炉。初臨界後の1995年にナトリウム漏れ事故が起き、約14年5カ月間停止。昨年5月に運転を再開したが再び停止。】

JIJI.COMより
 『もんじゅ、開発中止含め検討=一部報道後、「釈明」発表-高木文科相』
【高木義明文部科学相は15日の閣議後会見で、高速増殖炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)について、継続、中止も含め方向性を出すという趣旨の発言をした。

 高木文科相がこの日、もんじゅについて「原子力政策の中で、方向性を出す」と述べ、「継続、中止を含めた方向性か」との質問に「それはそう」と応じた。

 一部メディアが「開発中止を含め検討する」と報じたところ、文科省は同日昼すぎ、「開発中止を含め検討するのではなく、全体的なエネルギー政策の中でもんじゅについても議論がおのずと出てくるとの考えを示した」とする「釈明」コメントを発表、大臣発言の収拾を図った。】

 大臣の声明を、部下?であるはずの官僚が打ち消す。
大臣が、部下?であるはずの官僚の顔色を見て仕事をする?そんな異様な光景が当たり前になっている。