中日新聞より
 『長寿命、夢の蓄電池へ 磐田の製造会社がシリコンで開発』
【産総研などと連携し製品化目指す
シリコン二次電池の試作品を手にする市村社長=磐田市のファイラックインターナショナル本社で

 化学工業製品製造のファイラックインターナショナル(磐田市)の市村昭二社長は、シリコン(ケイ素)を使った二次電池の開発に成功したことを、明らかにした。リチウムイオン電池に比べて、シリコンの特性を生かすと大容量で耐久性がある「夢の電池」が実現できる可能性がある。

 今後、産業技術総合研究所(産総研)や豊橋技科大、静岡理工科大と連携して2014年度中に製品化を目指す。
 
 二次電池の電極として使われるリチウムやナトリウムなどの金属に代わりに、シリコンを採用。正極に炭化ケイ素、負極に窒化ケイ素を使い、電解質にイオン交換樹脂を取りいれた。

 併せて、充電・放電の際に発生する窒素を、常温で固定化できる仕組みを開発。シリコンを二次電池の電極として活用できる道筋を作った。製造法などについて今年2月に特許認証を取得した。

 新しく作られたシリコン二次電池は、全て固体で作られるため、液漏れの心配が無く安定性がある。レアメタル(希少金属)を使わないため、コストも大幅に低減できる。薄膜のシリコンを使用するため、軽量化も可能という。

 市村社長は、磐田市出身で東京大工学部卒。豊田中央研究所などでシリコンの研究に取り組んできた。シリコンの特性に詳しく、二次電池の電極への応用に取り組んできた。】

 シリコンは、レアメタルのように中国からの不安定な輸入に頼らずに済む。
しかも、大容量で耐久性がある「夢の電池」で蓄電出来れば、夜間に余る電力を、昼間のピーク時に廻すことが出来、太陽光などの自然エネルギーの不安定な電力供給の平準化にも役立つ。

 以前紹介した革命的大発明?磁力抵抗「ゼロ」夢の発電機で発電し、「夢の電池」で蓄電すれば、電力不足などすぐに吹き飛んでしまう。

 この分野の技術革新はものすごい勢いで進んでいる、世界中の英知を集めて、地球上から原発の電気
をゼロに出来る日が、一日も早くやって来る事を期待して止まない。