東京新聞より
 『<少しの工夫で 震災を機に>アンペアダウン 電流量も基本料金も節約』 
excite.ニュースより
 『もうやってみた? 「アンペアダウン」に挑戦』///
アンペアダウン プロジェクト/
東京電力アンペア変更案内
 東京新聞
【 家庭の分電盤のブレーカーには、「40A」「30A」など電力会社と契約したアンペア数が記してある。東京電力や中部電力などでは、契約アンペアを下げれば電気の基本料金も下がる。変更の工事は無料で、かっこうの節約術だ。 (山本哲正)

 「電子レンジを使うから、温風機を切って!」。冷え込んだ三月下旬、東京都江東区のマンションで、馬場直子さん(39)は台所から子どもたちに声を掛けた。
 馬場さん方の契約アンペアは20A。入居当初の30Aを「携帯電話プランと同様に見直そう」と、二〇〇八年秋に変更。基本料金が年間三千円以上安くなった=表(東電の場合)。

 エアコン、冷蔵庫、テレビなど家電は一通りそろっている。ブレーカーが落ちないよう、アンペアが二桁の家電を同時に使わないという注意は必要だ。
 家電の裏には、AまたはV(電圧)、W(消費電力)などの数値が表示されている。Aがなくても、WをVで割れば算出できる。一度に使う可能性のある家電分を足し算し、わが家に必要なアンペアを知ろう。

 東京電力のサイト「わが家のアンペアチェック」(同名で検索)も計算の助けになるが、同サイトに従うと馬場さん方は40Aが適正。実際は30Aでブレーカーが落ちたことはなかった。

 環境NGO「ナマケモノ倶楽部(くらぶ)」(江東区)も「アンペアダウン」のサイト(同名で検索)で、アンペア見直しを呼び掛けている。「電気依存から暮らしを取り戻そう」が合言葉。呼び掛けに応じた人は百人を超す。同区の石毛教子さん(61)は〇八年に40Aから20Aに下げ、掃除機をほうきに、エアコンをすだれ、打ち水に代えた。「原発事故による環境汚染が続き、非電化の思いは強まった」と話す。】

 excite.ニュース
【電力需要が高まる夏に向け、一般家庭に課された節電目標は15%。みなさんの家庭では、節電計画を立てていますか? 我が家では震災以来、シャワートイレは常にオフ、こまめに照明を消すなど、よく言われる対策はしてきたが、せっかくなのでここからさらに15%以上の削減を目指したいところ。

 どうしようかと考えてみたが、まずは電気の使用実態を把握することが先決。そこで、今話題の「アンペアダウン」に挑戦することにした。

さっそく、我が家の契約と消費のバランスをチェック。ブレーカーを見ると、「50A」の文字。賃貸の一戸建て住宅で、恥ずかしながら契約アンペアはチェックしたことがなかったのだが、案外大きな数字だ。ちなみにこの家に暮らして1年半、一度もブレーカーが落ちた試しがない。果たして使用電力は? 「アンペアダウン プロジェクト」のホームページにあるチェック表で計算してみる。

共働きで2人暮らしの我が家。冬はガスファンヒーターを使用するので、真夏の夕飯の支度中が最大の消費電力となりそうだ。照明、冷蔵庫、炊飯器、電子レンジ、エアコンの同時使用で、37.5A。…

エアコンを扇風機に変えれば28.5A、電子レンジと炊飯器の使用時間をずらせば26A程度まで抑えることができそうだ。40Aが安全だが、ここは思い切って30Aへのダウンにチャレンジすることに決定。さっそく東京電力のホームページから、アンペアダウンの申し込みをフォームから送付、2日後に作業をお願いすることにした。ちなみに契約変更作業は無料とのことだ。】

 アンペアダウン プロジェクト
【照 明
早寝早起き。(各家庭の消費電力の約15%を「照明器具」が占めている)
電気を消して、月の明かりやロウソクの灯りで過ごす。
待機電力をカットする(各家庭の消費電力の約10%も「待機電力」が占めている) 主電源を消す、コンセントを抜く、省エネコンセントを使う。

 電 球
発熱電球を蛍光灯にすると、同じ明るさで約75%の電力消費量を削減。
1日6時間点灯している白熱電球を、電球型蛍光灯に取り替えると、年間約2,000円近くも削減。

 冷蔵庫
冷蔵庫の適温を冷蔵庫の「強」は「弱」にする。(約20%の電力消費量削減)
冷蔵庫の中を詰め込みすぎず、整理していれる。(約68kWh・約1,360円の電気代削減)
ドアの開閉を少なくする(年間約2,000円削減)

 掃除機
掃除機を使わずに、ほうきやぞうきんを使う。
1週間に120分掃除機の使用時間を減らした場合、月々約110円、年間約1,320円、CO2は年間約58kg削減。
掃除機はかける場所に応じてじゅうたんなら強、フローリングや畳なら中、カーテンなら弱とパワーを切り替える 。


 炊飯器
長時間の保温機能を使わない。残った時には電子レンジで温める。
CO2は約27kg削減、約1860円 。

 テレビ
28インチのテレビ(200W)で、映像の輝度(明るさ)を最大から標準に変更すると、1日約1.4円、月約43円の電気代削減。
テレビの音量は小さくする。
テレビの電力消費量は、テレビの画面の面積に比例する。 (20インチと30インチでは電力消費量は約2倍)
映像調節の「ピクチャー」・「明るさ」・「色の濃さ」などを標準に設定する。 (消費電力は10%~30%削減、1年間で1080円電気代も削減)

 エアコン
冷房を1度高めに設定すると、暖房時は2℃低めに設定。(消費電力は約10%削減)
エアコンのフィルターを掃除する(1年で約1,000円削減)
冷暖房を使う時には扇風機も併用。
―冷房時、冷たい空気は重く下に溜まり、扇風機を首ふり状態にして回すと部屋全体に冷気がいきわたる。 ―暖房時、暖かい空気は上に昇り、扇風機を上に向けて回すと暖気が下りてきて循環する。 扇風機の電気代は1時間で1~2円なので、冷暖房の設定温度を上げ下げするよりお得。
室外機の吸込み口・吹出し口がふさがぬよう、室外機の前後左右上下のうち、少なくとも3方向には何も置かない。(冷房効果が弱まり、電気代もかかる)

 洗濯機
衣類を10割以上詰め込まず、7割を目安にする。(詰め込みすぎより、消費電力は減り、汚れも落ちやすい)

 温水洗浄
便座
便座を閉める。開けっぱなしの時に比べて、年間で電気を約35kWh、CO2約14kgを削減。

 電気ポット
長時間使用しないときはプラグをコンセントから抜く。CO2は約36kg、約2460円削減】

簡単・楽々節電、しかもお財布にもECO。
みなさんも、今日から早速「アンペアダウン」に挑戦して下さい。