毎日JPより
【従業員10人の中小企業が、カップラーメンを製造する真空凍結乾燥法(フリーズドライ)の技術を使い、東日本大震災による津波で水にぬれた重要書類を乾燥させている。法務局が保管している土地台帳や大手企業の契約書、特許文書などが多く、乾燥させた書類は、約2カ月間でA4サイズ換算で約160万ページ分にも上る。

 奈良市の「関西保存科学工業」(樫根烈=いさお=社長)。90年に創業し、乾燥作業だけでなく乾燥機も製造。文書や文化財の保存に特化して、奈良文化財研究所(同市)に文化財用としては世界最大の乾燥機(直径1.6メートル、長さ6メートル)を納入。木簡や井戸枠などの保存に活躍している。04年のスマトラ沖大地震時も、同型の乾燥機をインドネシアのアチェ州に納めた。

 機械内で書類を氷点下40度に凍結させ、機械内部を真空状態にすることで、水分を固体から一気に気体にして飛ばす。常温で液体から水分を蒸発させると紙がくっついたり、表面が反ったりするが、真空凍結乾燥法では、大量の紙を1枚ずつバラバラにして乾燥できるという。】

民は出来ることを考え実行する。
官は出来ない言い訳を考え何もしない。
しかし、官は偉く?待遇も厚い。 志は低く、プライドは高い。