福井新聞より
日本原子力発電によると、敦賀原発2号機で炉心にある燃料棒被覆管に微少な穴が開くなど、損傷した恐れがあるという。今後、測定回数を週1回から1日1回に増やし監視を強化する。

 原電の保安規定では、1次冷却水中のヨウ素131の濃度の上昇に基づき運転を停止するとしており、3日以降に測定した上で6日ごろまでに原子炉停止を判断する。

 福島第1原発事故を受けた既存原発の安全対策をめぐっては、西川知事が国に暫定的な基準をつくるよう要請。基準を満たさなければ定期検査/中の原発を起動するのは困難との認識を示している。敦賀2号機が停止した場合、再起動には同様の考え方が適用される可能性が強い。

 県内では現在、敦賀1号機と、関西電力美浜1号機、大飯3号機、高浜1号機がそれぞれ定検のため停止中。大飯1号機は定検の最終段階に当たる調整運転を続けていて、いずれも営業運転再開の時期が未定となっている。】

平成23年1月12日敦賀発電所1号機の非常用炉心冷却系(高圧注水系)機能喪失。
原子力安全・保安院 原子力発電検査課/②

この事故で、ついに日本原子力発電の稼動中原子炉はゼロとなった。