テレ朝ニュースより
【 福島第一原発と同じ「レベル7」の旧ソ連のチェルノブイリ原発事故から26日でちょうど25年です。事故は1986年の4月26日に発生しました。原子炉の試験中に起きた作業員の運転規則違反と、原子炉の構造的な欠陥などが原因で原子炉が暴走し、炉心が爆発しました。

31人が大量の放射線を浴びて死亡、また、原発から半径30キロ内の住民約13万5000人が避難しました。ロシア国民の8割が「事故の再発を懸念している」という調査結果が出ています。

この事故で村ごと強制移住させられた住民は、今も健康被害が続くなど体や心の傷は癒えていません。

チェルノブイリ原発の北70キロにある人口300人ほどの村では、事故発生から8日後に村全体が移住を余儀なくされました。政府の措置で新たな家が与えられて仕事もあっせんされましたが、今も健康被害は続いています。

 移住した住民:「チェルノブイリの原発事故の前に、がんで死んだ人はほとんどいなかった。最近はがんで死ぬほうが多い。とても苦しいです」】

4/26に発生した事故は、5/6にほぼ収束し、その後「石棺」の建設が6月から始まり11月に完成した。
作業にはおよそ80万人があたった。

一説には、直下型の地震が原因とも言われている。
 
事故の規模は『チェルノブイリ』の方が大きいが、収束は『フクシマ』よりも遥かに早かった。