『運命を拓く』 | ぴょんの 独り言日記 

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 『運命を拓く』(中村天風)より、

 人生というものは、言葉で哲学化され、科学化されている。
 すなわち言葉は人生を左右する力がある。

潜在意識というものは、肉体にも精神にも驚くべき影響を与えている。

何でもないと思っていて、それが直接的には自分の心の態度を、そして結果において自分の人生や生命に大きな影響を与えるものとは、それはいったい何であろう。それは、諸君が日常便利に使っている「言葉」というものである。

だからいやしくも人を傷つける言葉、勇気を挫(くじ)くような言葉、あるいは人を失望させるような言葉、憎しみ、悲しみ、嫉(ねた)みの言葉を遠慮なく使っている人間は、悪魔の加勢をしているようなものだ。そういう人間は、哲学的にいえば、自他の運命を破壊することを平気でしゃべっている。だから、人々の心に勇気を与える言葉、喜びを与える言葉、人生を朗らかに感じるような言葉を、お互いに使うようにしよう。

あなた方の愛情は偏った愛情である。すなわち、自分の気に入ったものだけ可愛がって、気に入らないものは可愛がりはしない。そういうのは本当の愛情ではない。太陽があれこれ選ばずに照らすように、普遍的な気持ちで愛さねばだめである。

感情というものは、その種類がいかなるものであろうと、我々の肉体や人格に影響せずにはいられないようにできているのである。だから、常に感謝と歓喜という積極的な感情を持っていれば、肉体や人格に積極的な、非常に大きな、良い影響を与えるけれども、反対に、怒ったり、怖れたり、悲しんだりする消極的な感情や情念は、実に悪い影響を持ってくる。
 
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本当に、言葉には言霊が宿ります。
 
誰だかわからないネットの世界であるからこそ、
 
人々の心に勇気を与える言葉、喜びを与える言葉、人生を朗らかに感じるような言葉を、贈りたいでね^^