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やってるなう。

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「ネットマーケティングのコンサルタント」という仕事をしているというと、
数値のデータを大量に分析しているなどと思われる事も多い。

実際には、アクセスログをはじめとする各種数値データの分析は
2~3ヶ月のプロジェクトで合計しても2~3時間くらいしかかけてなかったりする。

最初にざくっと現状把握するためにみるのと、
途中で出てきた発見点の裏付けが数値データで取れそうな場合にみる、
だいたいこの2つくらい。

数値データはあくまで現行のサイトや集客施策などの過去の結果でしかない。

日々の運用の中で行う10%や20%の改善であれば、
数値データの分析から改善することも大事だけど、

抜本的な見直しによる2倍とか3倍の成果改善をする場合には、
基本的な考え方から変えなければいけなかったりするので、
現行のサイトの動線とか滞在時間とかはあまり意味がなかったりすることが多い。

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最近話題のアトリビューション分析については
個人的には、サイト外も含めたアクセスログ分析のようなものだと捉えてます。

日々の運用では大事な指標になるけど、大きな成果を出すために使うには分析が難しくて、
ざっくりした現状把握と、仮説や発見点の裏付けにつかうくらいになると思う。

なので、あればいいし、参考にもすると思うけど、
抜本的な改善において成果を出すには、今のところあんまし重要だと思っていません。

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アトリビューション分析の土壌が整うことでどうなって行くかというと、
アクセス解析が普及し始めた2004~2006年くらいの
Webサイト制作を取り巻いた環境に近いような動きになるような気がする。

こういう環境でも目先出てくるお金や一過性のブームに飛びつかずに、
地に足をつけて成果を出していかないと。歴史は繰り返すので。


成果を出すために重要なことは、たぶんずっと変わらなくて、
例えば、顧客インサイトの獲得だったり、コミュニケーション設計だと思っているので、

そういう事をちゃんと考えることから逃げずに、
その検証や評価にきちんと数値データを使うということを愚直にやっていかないといけない。

それは難しくて大変な事だし、数値にコミットするのはヒリヒリするけど、
正しいことを正しくやると成果が出るというのは、ある意味救いでもあると思う。