本日、しゅーとの誕生日です。


9歳おめでとう。




毎年、1月26日はどんな日よりも


忘れられない日。


あたしのお腹の中にいるしゅーとと


初対面した10年前。


色々な事が自分の足りない頭で考えきれず


自分の気持ちさえ、わからくなってた。


喜びや、責任よりも不安ばかりが先行し


ただ、ただ時間だけが過ぎていき


答えが出ないまま焦るばかり。


普通はエコー写真を見れば


母としての実感が湧くとか言うけど、


あの時のあたしは


豆粒くらいの命を見ても


「産んじゃいけないのかもしれない…」


とさえ、思ってしまっていた。


今、思えば最低かもしれないけど


あの時のあたしには


「産もう」と、おおきな声で


決意する勇気がなかったし、


簡単に決めていいのか…と


命に対して、子供を育てる事に対して


ナーバスになっていたし、


正直、自信もなかった。


自分のような子供になってしまったら…


幸せにしてあげれなかったら…


また、いつものネガティブさが


グルグル堂々巡り。


答えの出ないまま1ヶ月が過ぎ、


結局、自分が行き着いた結論は


他の誰でもなく、


自分がどうしたいか…


産婦人科の先生に言われた言葉。


あたしの決断が何よりも強い。


それを聞いたら、


今までの肩の荷物がスッと軽くなって


やっと自分の本当の気持ちと向きあえた。


そこには、産むんだって気持ちより


「この子を殺せない」


産まないという選択肢はなかった。


なんとも、あたしらしい気持ち。





そして、9年前の今日、


自分の人生で1番忘れられない日。


1番の幸せを感じた日。


あれから9年間、幸せを感じながら


自分の決断は間違ってなかったと思いながらも


同じくらいに罪悪感も感じる。


一瞬でも、産まない事を考えた自分。


妊娠に喜んであげれなかった自分。


しゅーと、ごめんね…


って、あたしはこれから先もずっと、


思いながら幸せを感じていくんだろうな。




あの日、母になると決断してから


理想の母にはまだまだなれてはないけれど


全力全身でしゅーとを愛し続けていくからね。


産まれてきてくれてありがとう。






9年間、毎年かかさずしている仕事。


バースデーケーキ作り。


今年もリクエストを聞いて


思いを込めて作りました。

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あと、何年作ってあげれるかな。


やばい…泣けてくる…