4)文化基盤の良性
そこそこ、真面な営業マンであれば、商品のカテゴリーを設け自社と他者との比較を示して有意性を訴求される。規格化された商品サービスという分野の中で、価格と内容と内容の詳細な比較基準を浮かべて、一覧と整理して良い点と悪しき面を客観的に整理しながら、容易に判断できるように顧客へ明示される。よく専門性への研究を果たして、規格化の比較と一覧の整理から、商品サービス自体をゼロベースから組み立てられる原理の形成に及ぶと、更に深みある内容の吟味へ及び、訴求へ説得感が向上して顧客の獲得が進む。専門性が高まる分、価格も上がる相関に及び、どれだけ製品サービスへの拘りを持つかによって各自の選択の最良性へ至る。「そんなに専門的でなくてもよい」等というニーズも起こり、相手の意向にも多種多様性が出現する。このような各種生産性に共通する基礎の原理への認識が確かなもので作られると、何を見るにも作るにも応用の利いた創造力へ及ぶ。基礎基盤の良性の効用が出現する。逆に基礎が悪いと応用が利かず汎用的な活用に及ばない。こんな点が哲学や基礎教養の適正と測定され、確かな基盤原理が抑えられるほどに確信性の強い物事の比較や原理の反映となって確かな建造事物が生まれる。創造性の向上に基調を持つ主体性において健康な感性と能力が磨きだされる。この生産努力を欠いて親戚的な連なりをもって、「とにかく買ってくれ」という類に及ぶと、どこかメリハリのない、なし崩し的な心象が強まり嫌悪感が出現する。どこかの村社会が作られ良い面が生まれる一方で不快を作り都市型の関係と地方的な人間形成の異同が出現する。村社会の良き点と悪しき点が内外環境の変化から出現する。「狭い世界だ」等と自己認識を示され、既成型の秩序を重んじて新たな挑戦意欲が湧かないで済む環境か、独自の世界観を深めて領域を主導する立場にあるか、多様なスタンスが生まれる。伝統が重しとなって負と作用するか、領域の核心と捉え重んじられるか、多様な想定が起こる。人との連なりを重んじると共に、純粋な創造力を向上させる面とが程よく備わり、緊張と緩和の周期性が起こされ健康な関わりが持続する。「虫けら業界」という認識が周囲に広がるか、領域の性質が作られ他領域からも嫌悪感が強まると、新たに代替する領域が出現して醜態的な性質との関わりは減じられる。技術革新から求心的な構造が弱まり分散的な力が広がって妙な寡占構造で作られた歪な性質との関わりは不要となる。健全な創造力の向上軌道が保たれて、技術を高める規則性と習慣にあって健康な領域や業界の慣習や性質が持続する。染みついた性格はなかなか治らず、盗み症はいつまでも盗む行為が変わらず、嫌悪感と迷惑感が残り相手にすることはなくなる。変な領域の文化的気質を広げるような領域は悪性の下と認識され未来の行く末が映し出される。同類と見られぬように影響に応じて的確な対応を持って悪性の予防に連なる。中長期的に見る性質面の良性という利益概念が生まれて健全な常識が作り込まれる。創造力を基調としたエネルギーを起こすような主体性にあって適当な文化基盤が作り出される。
愚図気質という基礎の悪性は、何をやっても信用されない。空疎な権威に縋るか、物理依存が激しく、みすぼらしい体質は、一緒にいると吐き気がする。