新刊ご案内『日本文化原論 真なる調和への道 世界ビジョン編 第一部文化概論』(著 横山俊一) | bisui.nihon 美粋書房

bisui.nihon 美粋書房

『日本文化原論 真なる調和への道 神からのブラボォー』
(著 横山俊一)販売中

新刊ご案内

『日本文化原論 真なる調和への道 世界ビジョン編 第一部文化概論』(著 横山俊一) 電子書籍 文庫版 161頁 \960+税金  美粋書房


1)全体観・根源観形成の要諦
各種領域には、目的が備わり、内部組織の維持と外側への付加価値提供という観点が備わる。外へ向けて内部が保有する技術を提供し、そこで何がしの効用の実感に及ぶと関係の持続性への軌道が生まれる。
出版業界という文字と論理の形成を主たる技術に成される人々へ期待される事は何であるのか、内部の供給者が思う技術とは何であるのか、直接の言論を起こす執筆者の表現力が起点に成り、それを補完する校正者、印刷技術、流通者とこれらの進行管理といった各段階の工程が浮かび上がり、全体の協働による外部への付加価値提供体制が見てとれます。この想定における中核技術は、執筆者であり、この能力が軸に成り、他工程は補完する技術と見るのが自然に思われます。校正や形式を整えるという作業は、基幹に対する補完作業であり、読者の潜在的顕在的に期待する中身の核心が柱となり、創造事物の構造が浮かびます。
編集者という作用は枝葉で在りそこの論理が先行するかのようでは外界からの関係は希薄化され付加価値の弱い産物となり出版業界という領域自体が萎む。つまり、中核技術の認識が整い何を優先するべきかの序列が生まれ、協働関係の統一的な秩序が共有されて、個々の工程に対する役割が備えられる。以上のような外部の文化活動家という立場や観点からの、推察と想像と、創造という性格の提起が浮かびます。
このような領域の構造が映し上げられ、他領域にも汎用的な原理として適用される事に思います。根本と基軸と枝葉とエネルギーという4要素の構成を創り上げる事が領域を表す事に成り、領域の直接的生産者が考える概念と外界が期待することの開きが大きければ、自然に領域の持続性は萎み、更に、外界への強い提案や牽引に及ぶ創造力へと志向性や視点が向けられて成長や発展の軌道が作られる。局部の工程の利益へ偏して、外界への付加価値生産性の向きを弱め不協和を作るという事象が生まれると足枷という性格で特定され、そこの枝葉を剪定する役割が欠かせず、もたもたしているうちに枝葉が負の循環を回し全体のエネルギーを阻害する。

頭脳に偏した小さい世界に起こりがちな文章作りという領域における体制の根と幹と枝葉の歪んだ世界観へと行く事のない、身体と頭脳と感受性の有機的な健康体を描き、確かな付加価値の設計によって外界との良好な持続的対話が生み出される。読者は執筆内容の基幹部分に中心の価値を期待し、枝葉の形式の善し悪しは二次的な事柄と捉えられている。重箱つつきのような横道にそれた発想や態度には不快が現れ良質なエネルギーを萎ませる。よって、どこに重心があるのかの同質性に快適感が生まれ、その根源的不変性がエネルギー源や根本に相当し、根源から全体の図式が生まれ価値の序列が形成される。また、管理発想が先行し固有技術を腐らせずに、或いは固有技術の独り善がりに陥らせずに、両輪の適正を斯様に作るか、内外の調和性を作る役回りの善し悪しが領域のカギを握る。

以上のように、根源と全体という普遍性や不変性を表す長期性の図面が個別事象を生み、調和の在り方を作る事からあらゆる事象の根源焦点に行き着き、その原型をどこに求めるかの答えが、感覚と頭脳と感情の有機的な動態に健康という観念が当てられ、そこから生まれる感受性を起点にした各種の創造という論理が現れる。これを捉え間違える事無く、或いは健康体を積極的に描き出し良質な心身を備えた人間作りの視点が欠かせない。こうした調和作りの原理と健康概念を神道や仏教の根幹教義と活きた体験を経ながら噛みほどき、文系的感受性による体系と纏めましたのが『日本文化原論Ⅱ真なる調和への道世界ビジョン編第一部文化概論』であり、根源概念や全体概念の良質性を引き出すものに思います。


【日本文化原論 真なる調和への道Ⅱ 世界ビジョン編 第一部文化概論】 DLmarketで購入