逆転の上、大差のリード。
もうワザと負けようと思ってもそれすら難しい試合展開。
それが・・・、終わってみれば同点引き分け、そして抽選負け。
相手チームとの実力差は高校野球と中学野球ほどはある。
この試合で強く感じたのは、彼らはスポーツとしての野球をやってはいません。
まだまだ遊びの野球です。
気持ちが、『遊びの枠』から飛び出してはいないので、野獣のような咆哮もなければ、躍起にもならず、血みどろになろうとは決してしない。
常に『楽』をすること、やれと指示をされてから行動を起こす、そういうものが慢性化しているわけです。
気持ちが遊びですから、必死さや、死に物狂いという一番大切なものが希薄。
普段の練習での“気持ち”がプレーに現れる。
それも悪いことほど現れる。
それを理解してほしい。
教えたことが馬耳東風ではいつまでも、『そこそこのチーム』から脱皮はできません。
自分の怠慢を叱られたときは、拗ね、いじけ、すぐ泣きますが、今日のような負け方をしても悔し涙はありませんから、各々がまだまだ自己中心で、チームの何たるかがまだ全く実感できていないようです。
恣意であり、牽強付会ということです。
一人で野球は出来ませんし、一人で野球をやっても勝てません。
人生、何事も一人では生きてはいけないのです。
まだ4年生の彼らを喝することに色々な意見はあるでしょうが、ここで弾呵し、気持ちを変え、強靭な精神力を得ておくことは非常に重要だと思います。
野球をやっている時はナイン全員が可愛い自分の息子だと思っていますし、私自身もそういう点ではアンビバレントな、ある意味、辛い気持ちで指導をしています。
指導過程においては、彼らにとって晦渋な面も多々あろうかと思いますが、これは絶対に乗り越えていかねばならぬことですし、とにかく、今現実にある懸案をすべてクリアしておかなければなりません。
強豪チームの共通点・・・。
それが何かがわかりますか?
逆にロジャースJrに足りないもの・・・
それは、
強豪チームは例外なくaggressiveだということ。
うちに見逃し三振が異様に多い一例を見てもはっきりしています。
今の時期にここをしっかり理解してもらわないと、来年、再来年に望んで、彼らの野球が大きく延引てしまうことになるでしょう。
今年は飛躍の年、来年は我慢の年、そして再来年で大阪制覇。
私はそう考え計画しています。
艱難汝を玉にす(かんなんなんじをたまにす)
計画とは「将来への意思」である。
将来への意思は、現在から飛躍し、無理があり、実現不可能にみえるものでなくてはならない。
現在の延長線上にあり、合理的であり、実現可能な計画は、むしろ「予定」と呼ぶべきだろう。
将来への意思としての計画は、困難を受け入れ、困難に挑み、困難に打ち勝つモチーフを、自らのうちにもたねばならない。
計画は、自己研鑽の場をつくる高い目標を掲げ、何がなんでもやりぬく強烈な意思の力によって、群がる障害に耐え、隘路を乗り超える過程で、真の人間形成が行われる。
艱難汝を玉にす。
そして艱難を自らに課し続ける人間のみが、不断の人間的成長を遂げる。
(土光敏夫)