報徳学園 対 鹿児島実業
6-1で報徳がリード
7回裏、1アウト1,3塁で報徳尚追加点のチャンス。
初回から
まるで1イニングだけを任されたクローザーのような鹿実・岩下の全力投球法。
カウント2-1からピッチャー岩下はキャッチャー湊崎の要求した
変化球のサインに首を振り、内角低めへ渾身のストレート・・・
アンパイアの判定はボール。
あーっと声を張り上げる湊崎、鬼の如く形相の岩下。
この敗戦濃厚の場面でも勝ちにこだわり、劣勢など度外視し
兎に角最後まで全力の野球をするんだというもの凄い気迫・・・
次のボール
それを察したのか湊崎は今度はさっきと同じ球、ストレートのサイン。
当然のように頷いた岩下の全身全霊を賭けたストレートは
さっきと同じようなコースで湊崎のミットへ吸い込まれた。
アンパイアの判定は、ストライク見逃し三振。
雄叫びを上げるバッテリー。
野球の原点を見るような素晴らしく感動的な2つのストレートだったと思う。
彼らバッテリーだけでなく鹿実の全ナインが最終回の3アウトの瞬間まで
決して勝負を諦めない試合にかけるその姿勢を見て
泣けて泣けて仕方がなかった。
勿論、
この日の為に血の滲むような苦しい練習を耐えてきた彼らが
そう簡単に勝負を諦められる道理などあるわけないのだが・・・
大差の敗戦で彼らの夏は終わった。
でもそれは、最高に感動的で最高に価値のある夏の終焉だったと思う。
いやあ、
野球って素晴らしすぎますね