昨夜外出先へ家内から一報が。
お世話になっていた方の訃報でした。
彼は愚息が初めて入団した野球チームの副代表のMさん。
大概の大会では大方ベスト3には入る、少しは名の知れた古豪チームL。
愚息は最初、友達がいることもあり違うチームTへの入団を決めていたらしく、私たち家族にもそう言っていました。
ところがある日突然に
「おれLに入るわ」
「何で?」
「うん、スカウトされてんおれ」
「ぷっ、スカウトか(笑)。そらよかったなあ」
なんでも近所の公園で野球をしてたら野球帽被ったおじいちゃんに
「うちのチームに入らへんか~」
と声をかけられたらしい。
その“スカウトマン”がMさんでした。
後から知ったのですがMさんは日々そういう活動をされ、何度もその子の家に足を運んで親御さんに入団を説得することもしょっちゅうでした。
Mさんのそういう普段からの努力の甲斐あって、Lは単独で7チームくらいできるほどの大組織になっています。
ある祝勝会で、突然「今度コーチになった大ちゃんですわ」とスタッフに紹介。
そんな話し少しも聞いても決めてもいなかった私はびっくりしましたがその日から私はLのコーチになりました(笑)。
夜、突然うちにこられ
「俺な、こういうの考えてん。また参考にしとって」
渡された紙を見ると手書きの図解入りでの練習法がびっしり。
初めての公式戦前夜には他のコーチとともにMさんの自宅で約3時間の打ち合わせ(笑)。
「朝から晩まで少年野球の人」でした。
「大ちゃんに全部まかせたらええ」
3年生以下を私が見ることになりました。
が、その厳しさから他コーチや父兄一部の間から陰口非難(笑)。
私は気にもしませんでしたが、Mさんはいつも私を擁護、応援してくれました。
Mさんのご子息も同じくLのコーチで現在は総監督をされています。
彼もとても尊敬できる指導者です。
後援会と一部コーチ陣のあまりのスカタンぶりに退団を申し入れた私に、家にまで来てくれ留任するよう最後まで説得してくれました。
退団後もMさんは何回か電話をくれ息子を気にかけてくれました。
入院したことは知っていました。
お見舞いに行こうと家内とも話してはいたのですが、これほど重篤だとは思いもしていませんでしたのでついつい先延ばしになってしまっていました。
この前の日曜日、練習を終えての帰路、突然息子が「今からMコーチのお見舞いに行こう」と言い出しました。なぜ急に言い出したのかはわかりませんが、その時は所用があり行きませんでした。
今となってはそれがとても悔やまれてなりません。
仏と野球道と息子に詫び、深く反省します。
息子は何かを感じていたのでしょうか?
合掌