『一献の系譜』上映会と地区民交流会 | 酒仙境みつるの佐賀LOVE

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日々、こつこつ、一所けんめい。
佐賀で日本酒を造っている肥前杜氏です。
佐賀の魅力を伝えるブログにしたいと思います。



 

国の名前が付くお酒「日本酒」。その造り手「杜氏」。

能登という風土が醸し出す、酒造りの世界をおったオムニバスドキュメンタリー映画。

『一献の系譜』上映会を地区民交流会という形で実現します。

今日は会場となる納所農漁民センターにポスターを貼らせて貰いました。

 

納所地区は、丘に有る納所東西、浜に有る3つの漁村、5部落でなりたっています。

昔は佐賀のチベットと云われ、水田は少なく、畑にはイモや麦が僅かに栽培されていた頃、冬場の農閑期に酒造りに出稼ぎをする人たちがいました。

今とは比べ物にならない天と地の世界。現在では農業の構造改善により、酪農やハウス栽培、近くの町へ通勤で通うなどで、出稼ぎ者は激減しました。

 

私は50年酒造りをやっていますので、これを時代のすう勢だと思うだけでは気持ちの整理がつきません。過去を忘れてしまってはいけないと思うようになり、そんなとき、『一献の系譜』という映画の存在を知りました。

ぜひ観たいと思い、福岡市内の映画館に問い合わせても何処も上映の予定はありません。

 

今年になって、自主上映のご案内があり、これを実現しようと思っていた時のことでした。区長さんから回覧板が回され、『地域まちづくり事業』で交付金が出ることを知り、応募し、申請が採択され交付金も決定しました。

唐津市からも、この事業にふさわしい素晴らしい企画だと期待されています。