とりあえずもうそろそろじっくり本に集中して、いいかな?と、先週末あたりからようやく、がっつり読書が出来るようになった。日曜あたり、寝たり本読んだり寝たり本読んだり…時々食べたり、で、至福な時を過ごしました。
そしてバサラ関係で気になっている武将を読みまくろうシリーズ。というわけで、これ。
…正確には姫ですが。初めましての作家さん。
お名前は前から存じ上げてはいましたが、読んだのは初めて。乱世の姫たちのお話が多いんですね、この方。ちょっと興味出てきたなあ。
本書が描かれたのは、恐らく今では資料としてスタンダードになりつつある「武功夜話」が世に出る前のことなんだそうであります(!)。なので、そこにある記載と若干違うところもあるわけですが、まあ物語は物語であることですしね。
お市は、ドラマなどで見ると、流されやすい女性に描かれやすいかと思われます。が、永井さんのこのお市は、芯が強く、ただお姫様なだけではない描かれ方をしていて、とても共感が持てます。
少女時代のお市は可愛くて、後の三姉妹の少女時代もそれを思い出させるところがあるなあ、と思ったり。
彦根に行ったついでに、長浜へ寄ったのを途中思い出しました。
こうなってくると、三姉妹ものもそれぞれ読みたいわね。とか思ってしまうので、予想外に、今、そのまま「乱紋」を読んでいたりします。
歴史上の人物に限っては、やっぱり女性が女性を描く場合が好きだなあ。
男性が書いてもそれはそれでいいんだけど、でも私はこっちのパターンが好き。心情って、女性にしか分からないところもあると思うので。そしてその表現方法も。
永井さんの小説も、全部読みたくなってしまったではないか…。
でも古い作家さんだからか、ほぼ通販でしか買えないのが寂しい。