足利事件で栃木県警は警察内の表彰を受けていたがそれを自主返納するという。
一般の民間会社も顕著な実績に対しては社内表彰制度があるのが一般的だが、
税金からこんな表彰が行われているのは、少し疑問を感じる。
表彰返納も結構だが、そんなことでは菅家さんの悔しい、辛い思いは解消しない。
関係者全員の本人目の前にしての謝罪と、冤罪を防止する手段を作り上げること
である。
形だけの返納で何の意味がある。本当に返納する気持ちがあるなら謝罪が先で
はなかろうか?
こういう制度は警察のような組織では諸刃の刃である。
捜査はきつい仕事であると思う。だから、モチベーションが必要なのはわかるが、
今回のように冤罪を作り上げる温床にもなる可能性がある。
当時の刑事部長だったか明確ではないが、明らかにこのような賞を取ることを
目標にして犯人をあげると周囲に漏らしていたという。
このあたりにも、なんとなく公務員制度の今の矛盾があるのではないだろうか?
現場仕事をしない、現場がわからない上級キャリアと一般職員の関係。
ちょっとした金と名誉でしか、現場モラルを維持できない管理制度。
(そうでなく頑張っておられる警察関係者が多いことも十分わかっていますが、
一部にはこういう問題が孕んではいないだろうか?)
大体、上級キャリア試験を受かった、受けていないだけで待遇や昇給に差がある
ことが可笑しい。
試験ができる奴が全てにおいて優秀とは限らない。
むしろ、一部の奴だけかもしれないが、大きな害毒を流す点では、こういうキャ
リア職の奴に例が多いことは事実が証明している。
以下、産経新聞引用要約---
警察庁からは同庁長官賞などの表彰を自主返納
長官賞は菅家さんが犯人との端緒をつかんだ当時の男性巡査部長(現在は警視)
と、捜査本部に贈られた。
他に返納したのは同庁刑事局長内賞、関東管区警察局長賞、県警警察本部長賞。
受賞者は総勢10人。
巡査部長は足利事件の功績で警部補に昇進しているが、降格処分などをしない
方針。
受賞者は副賞の賞金の自主返納も申し出ている。
県警の石川正一郎本部長は17日、菅家さんに対し、「長い間つらい思いをさせた
ことを心からおわび申し上げます」と直接謝罪し、当時の捜査について検証する
ことを明らかにした。
その後、受賞者から自主返納の申し入れがあったという。自主返納について、同課
は「本部長の謝罪と同じ気持ちがあったため」と説明している。