ビールマン・コーリング
主人公のtake-cには、特別な力が備わっている。
それは酒を飲み過ぎて二日酔いになった人たちを助ける、という特別な能力。
二日酔いになった者が、ほろ酔い気分の彼に「助けて」と救いを求めると、
人知を超えた力が働き、その日の朝に逆戻りする。
飲み過ぎた馬鹿な人たちの最後の一日を、彼だけ再びやり直すことができるのだ。
幼い頃、目の前で酒乱の母親が、酒を飲めない父親と毎晩喧嘩…。
そんな両親を救えなかった、という過去をもつtake-c。
これは、そんな自分のパワーを使って、
「あぁ‥飲み過ぎた‥気持ち悪い‥」と思う者たちの二日酔いを
未然に防ごうと活躍するヒーローの物語である。
****************************
太陽も御機嫌な位に晴れた平日、
take-cが目覚めると既にお昼近かった‥
「ファ~‥良く寝た‥」
すると女子BOSSが
「まるで、殿様だね(笑)戦国の殿様だってこんなに寝ないけどね」
「… … … …」無言のtake-c。
だが、思い付くように口を開く
「さってっとっ!ガソリンガソリン(ビールの事である)」
間髪入れずに女子BOSS
「ガソリン満タン! 財布はガス欠!」やはり怒りの笑顔である。
「… … … …」無言のtake-c。
「では、行ってくる」(行く宛など無い)
取り急ぎ『仕事』のフリをして出掛ける日常(日常かいっ!?)
缶ガソリン(ビール)片手にウキウキ気分で公園へ行き
空いているベンチを探したがカップルがイチャイチャしていて何処も空いていない
「くっそぉ~絶対負けねぇ!」
何に「負ける」とか「勝つ」なのか、ルールすら判らないままで勝ち気な時に
ひとつだけベンチが座れそうだった。
端っこに独りおっさんが丸くなって座っている隣だった。
ドカッと座りタバコに火を着け、一気に残ったガソリンを飲み干すと‥
「助けて‥」
どこからともなく誰かの助けを呼ぶ声。
「だ‥誰だ?」慌てるtake-c。
「助けて」(まただ‥)
「へ!?‥オバケ!?‥怖い!」ビビるtake-c。
「ちゃうやん!あんたの隣に、さっきから居るやん」(オッチャンだった)
しかも酒臭い。
おっちゃんは言った
「リストラや‥もうアカン。女房も子供も出て行ってしまいよった‥悲しくて今朝方まで養老乃瀧で【飲み放題コース】を4時間延長しつつ、閉店時間過ぎても飲ませてもろたんやぁ‥あまつさえ、コンビニで買った缶ビール飲み続けとんねン。きっとそれがアカンかった‥ウっ‥ウップ‥‥ゴックン」
出そうだったのに飲み込んだらしい(凄い根性だ)
掛ける言葉も無いtake-cは黙っていた。
おっちゃんは涙を流してこう言った。
「ソレよりも取り急ぎ辛いのが【二日酔い】や‥オ‥オエェェェッ!!!」吐いちゃった…。
「おっちゃん‥【悲しい酒】を飲むから、そんなになってしまったんだよ」慰めるtake-c。
すると辛そうなおっちゃんはコッチを向いて
「助けて!」
‥と、その瞬間!?××××××××
take-cが目覚めると、太陽も御機嫌な位に晴れた平日お昼近かった‥
「ン!?… 今朝(しかも昼頃)に戻った!?」
すると女子BOSSが
「まるで殿様だね(笑)戦国の殿様だってこんなに寝ないけどね」またも笑顔が怖さを感じさせた。
「… … … …」無言のtake-c。
だが、思い付くように口を開く
「今度はガソリン3本」
間髪入れずに女子BOSS
「ガソリン満タン!財布はガス欠!」
「… … … …」無言のtake-cは3本のガソリン(ビール)片手に公園に向かった。
2つを抱えて、1つは「プシュッ!」飲み干した。すると!?
ジャジャ~ン!!
【BEER MAN】
変身した。
『ヨシッ!!行くぞ!』
オッチャンのもとを目指して走る!走る!走る!
途中で、一服しつつ‥
状況に気付いて、またまた走って、おっちゃんに辿り着く。
おっちゃん‥すでにグデェン・グデェンに酔ってた。
ひとりボケツッコミしてた。
「間に合わなかった? 駄目じゃン!BEER MAN‥」(自己嫌悪)
しかし、それでも【I LOVE ME】なBEER MAN。
「おっちゃん、色々と大変だろうけど。ま。楽しく飲もうぜ!」<take-c。
「お前は誰だ!?‥何だ?その格好は!?…馬鹿なのか?」<おっちゃん。
「馬鹿か?と聞かれたら、あながち間違えではないが、面と向かって馬鹿と呼ばれれば、俺だって聖人君子じゃないからキレるぜ?… …オイラ。【BEER MAN】ってんだ。」<take-c。
「?‥‥‥放っておいてくれ‥俺なんて‥俺なんてぇ~‥‥‥」<おっちゃん。
「おっちゃん。コレ!」
残った2本のガソリンの1本を渡し、自分でも1本。二人揃って『プシュッ!』
「ゴキュ!ゴキュ!ゴキュ!‥‥‥プハァ~ッ」< 二人共。
「‥‥そうだな‥悩んでいても二日酔いになるだけだし…まずは仕事を探し、家族と一緒に暮らせるように頑張るよ…おっちゃん頑張る!」<おっちゃん。
「よぉ~し!そんじゃ、お互いにもう1本飲む為に買ってくるぜ!」<take-c。
「ありがとうよぁ。若者‥もといBEER MAN。しかもそんなに若くない」
「ひとこと余分だぞ?おっちゃん。… … じゃっ!コンビニ行ってくるぜ!」
。。。。。。。。。。。。。。
この後、抱えきれない程の缶ガソリンを公園のベンチに並べ
二人は楽しく飲み明かした。。。。。。。
「ウゥ~…頭 ‥痛い ‥誰か助けて‥」< 二人共。
結局、おっちゃんを【魔の二日酔い】からは救ってないBEER MAN。
でも、おっちゃんの【ココロ】を救ったBEER MAN。
本人は『大満足&二日酔い』で帰宅。
「お帰り~!ガソリン満タンだね。財布はガス欠だけど」<女子BOSS。
そろそろ‥マジで働いて家族を救え!BEER MAN。
終劇
それは酒を飲み過ぎて二日酔いになった人たちを助ける、という特別な能力。
二日酔いになった者が、ほろ酔い気分の彼に「助けて」と救いを求めると、
人知を超えた力が働き、その日の朝に逆戻りする。
飲み過ぎた馬鹿な人たちの最後の一日を、彼だけ再びやり直すことができるのだ。
幼い頃、目の前で酒乱の母親が、酒を飲めない父親と毎晩喧嘩…。
そんな両親を救えなかった、という過去をもつtake-c。
これは、そんな自分のパワーを使って、
「あぁ‥飲み過ぎた‥気持ち悪い‥」と思う者たちの二日酔いを
未然に防ごうと活躍するヒーローの物語である。
****************************
太陽も御機嫌な位に晴れた平日、
take-cが目覚めると既にお昼近かった‥
「ファ~‥良く寝た‥」
すると女子BOSSが
「まるで、殿様だね(笑)戦国の殿様だってこんなに寝ないけどね」
「… … … …」無言のtake-c。
だが、思い付くように口を開く
「さってっとっ!ガソリンガソリン(ビールの事である)」
間髪入れずに女子BOSS
「ガソリン満タン! 財布はガス欠!」やはり怒りの笑顔である。
「… … … …」無言のtake-c。
「では、行ってくる」(行く宛など無い)
取り急ぎ『仕事』のフリをして出掛ける日常(日常かいっ!?)
缶ガソリン(ビール)片手にウキウキ気分で公園へ行き
空いているベンチを探したがカップルがイチャイチャしていて何処も空いていない
「くっそぉ~絶対負けねぇ!」
何に「負ける」とか「勝つ」なのか、ルールすら判らないままで勝ち気な時に
ひとつだけベンチが座れそうだった。
端っこに独りおっさんが丸くなって座っている隣だった。
ドカッと座りタバコに火を着け、一気に残ったガソリンを飲み干すと‥
「助けて‥」
どこからともなく誰かの助けを呼ぶ声。
「だ‥誰だ?」慌てるtake-c。
「助けて」(まただ‥)
「へ!?‥オバケ!?‥怖い!」ビビるtake-c。
「ちゃうやん!あんたの隣に、さっきから居るやん」(オッチャンだった)
しかも酒臭い。
おっちゃんは言った
「リストラや‥もうアカン。女房も子供も出て行ってしまいよった‥悲しくて今朝方まで養老乃瀧で【飲み放題コース】を4時間延長しつつ、閉店時間過ぎても飲ませてもろたんやぁ‥あまつさえ、コンビニで買った缶ビール飲み続けとんねン。きっとそれがアカンかった‥ウっ‥ウップ‥‥ゴックン」
出そうだったのに飲み込んだらしい(凄い根性だ)
掛ける言葉も無いtake-cは黙っていた。
おっちゃんは涙を流してこう言った。
「ソレよりも取り急ぎ辛いのが【二日酔い】や‥オ‥オエェェェッ!!!」吐いちゃった…。
「おっちゃん‥【悲しい酒】を飲むから、そんなになってしまったんだよ」慰めるtake-c。
すると辛そうなおっちゃんはコッチを向いて
「助けて!」
‥と、その瞬間!?××××××××
take-cが目覚めると、太陽も御機嫌な位に晴れた平日お昼近かった‥
「ン!?… 今朝(しかも昼頃)に戻った!?」
すると女子BOSSが
「まるで殿様だね(笑)戦国の殿様だってこんなに寝ないけどね」またも笑顔が怖さを感じさせた。
「… … … …」無言のtake-c。
だが、思い付くように口を開く
「今度はガソリン3本」
間髪入れずに女子BOSS
「ガソリン満タン!財布はガス欠!」
「… … … …」無言のtake-cは3本のガソリン(ビール)片手に公園に向かった。
2つを抱えて、1つは「プシュッ!」飲み干した。すると!?
ジャジャ~ン!!
【BEER MAN】
変身した。
『ヨシッ!!行くぞ!』
オッチャンのもとを目指して走る!走る!走る!
途中で、一服しつつ‥
状況に気付いて、またまた走って、おっちゃんに辿り着く。
おっちゃん‥すでにグデェン・グデェンに酔ってた。
ひとりボケツッコミしてた。
「間に合わなかった? 駄目じゃン!BEER MAN‥」(自己嫌悪)
しかし、それでも【I LOVE ME】なBEER MAN。
「おっちゃん、色々と大変だろうけど。ま。楽しく飲もうぜ!」<take-c。
「お前は誰だ!?‥何だ?その格好は!?…馬鹿なのか?」<おっちゃん。
「馬鹿か?と聞かれたら、あながち間違えではないが、面と向かって馬鹿と呼ばれれば、俺だって聖人君子じゃないからキレるぜ?… …オイラ。【BEER MAN】ってんだ。」<take-c。
「?‥‥‥放っておいてくれ‥俺なんて‥俺なんてぇ~‥‥‥」<おっちゃん。
「おっちゃん。コレ!」
残った2本のガソリンの1本を渡し、自分でも1本。二人揃って『プシュッ!』
「ゴキュ!ゴキュ!ゴキュ!‥‥‥プハァ~ッ」< 二人共。
「‥‥そうだな‥悩んでいても二日酔いになるだけだし…まずは仕事を探し、家族と一緒に暮らせるように頑張るよ…おっちゃん頑張る!」<おっちゃん。
「よぉ~し!そんじゃ、お互いにもう1本飲む為に買ってくるぜ!」<take-c。
「ありがとうよぁ。若者‥もといBEER MAN。しかもそんなに若くない」
「ひとこと余分だぞ?おっちゃん。… … じゃっ!コンビニ行ってくるぜ!」
。。。。。。。。。。。。。。
この後、抱えきれない程の缶ガソリンを公園のベンチに並べ
二人は楽しく飲み明かした。。。。。。。
「ウゥ~…頭 ‥痛い ‥誰か助けて‥」< 二人共。
結局、おっちゃんを【魔の二日酔い】からは救ってないBEER MAN。
でも、おっちゃんの【ココロ】を救ったBEER MAN。
本人は『大満足&二日酔い』で帰宅。
「お帰り~!ガソリン満タンだね。財布はガス欠だけど」<女子BOSS。
そろそろ‥マジで働いて家族を救え!BEER MAN。
終劇