調停で年3回の面接が認められた。最初は家裁の調査官が仲介。2回目以降はFPIC(家庭問題情報センター)の担当者、交通費・日当など約5万円かかった。

 面接回数を増やして欲しいので審判の手続きをした。ここで調停員の変更があり、男女ペアが男性1名に。

 4ヵ月後、年6回の面接とFPICの仲介解除が認められた。しかし、「忙しくて会わせる日の調整ができない」とワープロで連絡してくるだけで実現しない。審判も履行勧告も強制力は無かった。元妻とその両親の私に対する強烈な憎悪の結果だ。面接は親権者・監護者の善意だという。

 間接的強制として、面接させない場合に損害賠償を請求する方法もある。しかし私の場合は相手側は賠償金を払ってでも絶対に子供に会わせないと言う。

 面接交渉拒否に対する慰謝料支払を命ずる判決も僅かながらある。面接を拒否する頑なな母親に500万円の慰謝料支払いが命じられた判決もあったが、これは夫には特段の有責原因は無く、妻が勝手に実家へ戻って別居してしまったケース。

父親としての子供との面接を求めて、妻の実家(親が同居)へ電話すると妻の父親(60才過ぎ)が出た。

「お前のようなバカにめぐり合ったのは俺の一生の不覚だ」「お前には子供に会う権利などない」「お前など早く死ね」とののしられた。

 家庭裁判所の調停官からも「ご両親はあなたが自分の娘の一生を台無しにしたからあなたを許せないそうです」といわれた。(www.fatherswebsite.com )より。


 妻の父親の共通した心情であろう。


 2006.6  池内ひろ美  講談社文庫

 540円 

 

 東京家族ラボを設立、夫婦・家族問題コンサルタントとして活躍。


PART 1.は夕刊フジの「離婚相談Q&A」を収録。 PART 2.に著者自身の離婚の体験記。


 「はじめに」で著者は夫に重大な落度があったわけでないのに自分から離婚を申し出た。申訳のないことをしたと心から思う。彼が苦しんだのは私のせいだ。とあるが、このPART 2.には離婚にこぎつけるまでの壮絶な体験を描いている。

 離婚を決めたのは「私が生きていく上で夫は必要ない」「頑張ったけれど一緒に笑えない」「すれ違う時、体が触れ合うことすらイャ」「夫の女性問題」「セックスレス」そして「夫の暴力」「浮気を疑われ」「現金が押さえられる」「暴力のエスカレート」「別居してもイヤガラセ」へ。

 この結婚の失敗は10年以上もまえのことだが、その後娘を連れて再婚、今は幸せである(P.263)。  


 

落合 信彦    税込1575円


 2000.5.30  光文社


 教育論、自伝


 前出の大前研一「やりたいことは全部やれ!」と通じるところがある。


 1942年1月生まれ。国際政治ジャーナリスト、作家。米オルブライト大学卒、テンプル大学院中退。国際情勢や諜報機関の裏側をレポートした作品や、それらを題材として小説、海外作品の翻訳、また近年は若者向きの人生指南書を多数執筆。(フリー百科事典ウイキぺデイア(wikipedia)より)

 落合信彦の本は1980~1990年頃若者のバイブルとも言われ、学生やビジネスマンから絶大な人気を誇った。


 勉強が大嫌いで初等、中等課程ではダントツに出来の悪い生徒だった、1年のときから成績は下の下、100点満点で最高は60点、平均35点だった。クラスの底辺をコンスタントに保っていた。しかし学校は大好きだった。そこで出会う人達が好きだったからだ(プロローグより)。


 父はテキヤデ、母はその3人目の妻。小学校6年の終わり頃62才の父親が女を作って女房と3人の子供を捨てて家出。一家は夜逃げを繰り返し、母は結局飲み屋の屋台を引きながら生計を立てた。彼は新聞配達やその拡張など中学の3年間で10以上のアルバイトをやり、100円を稼ぐのがどれほど大変か身に染みて味わった。進学は夜間高校。高校時代は朝早く家を出てトラックの運転助手として働き、夜学校が終わる11時過ぎに母の屋台の手伝いに行った(第5章 出発点 より)


 高校2年のときアメリカ留学を決心。奨学金を貰うためには英語力が大前提、具体的な目的を持ったせいで猛勉強した。高校卒業後、6科目で9時間というマラソン試験のSAT(学力適性試験)を受け合格。3800ドル(今なら約300万円?)の奨学金を貰えることになり米国オルブライト大学に入学。好きなことをやっていればスポンジのような吸収力で何でも自分のものになる。そこには年は関係ない(第6章 情熱 より)


 目的を持てば勉強に全精力を注ぎ込めるし、極貧家庭でも奨学金を貰えれば大学進学も可能という一例。

夫と別れるときのお金の本 離婚ケーススタディで考える女性の生き方    


薮本 亜里 (ファイナンスクリニック代表)


河出書房新社   1400円(税別)




 20数例に及ぶケーススタデイ


 本書は2001年10月から続いている朝日新聞土曜日be紙面の連載”お金の悩み 彼女の場合”で取り上げたケーススタデイのうち、離婚をテーマにしたものを集め、紙面の都合で書き切れなかったアドバイスや関連する情報を付加して再構成したもの(本書より)。


 テーマは網羅的であるだけに、これを手掛かりに読者が自分で更に調べる必要があると思われる。


  以下本書より・・・


「調停委員も人間です。上等なスーツ姿の妻の生活維持のため風采の上がらない夫を説得するでしょうか。以外に服装は重要です。無難な色や履きなれた靴などを選びましょう」(P88)


 「審判離婚   審判も確定判決と同一の効力を有します。ただし、審判に不服がある場合、2週間以内に家庭裁判所に異議を申立てれば審判は効力を失うので、実際はあまり利用されていません」(P93)


 「養育費は(別れた相手にではなく、自分の子どもに支払われるものであり)親が放棄できない性質のものである」(P150)


 「再婚、新たなチャレンジ   人生は何度でもリセットは可能なはずです。離婚を乗り越え、いやそれがあったからこそ味わえる幸せをつかもうではありませんか」(P168)  

 



離婚した親と子どもの声を聞く


社団法人家庭問題情報センター(FPIC) 税込800円 平成17年9月

03-3971-3741


 家庭問題情報センターは、家族紛争の調整や非行少年の調査・指導に長年携わってきた元家庭裁判所調査官たちを中心に、家庭問題についての豊富な経験と人間関係の専門的知識・技法を広く社会に還元し、健全な家庭生活の実現と子どもの健康な発達に貢献することを目的に設立した公益法人。

 家庭問題情報誌「ふぁみりお」を年3回発行し、全国に無料配布し、各地に相談室を設置して、非行・いじめなどの子育ての悩み、夫婦間の悩みや親子間の悩みなど家族に関する悩み事の相談に応じている。

 また、家庭の問題に関する啓発的なセミナ^-を開催し、公共団体など各種団体の要請に応じて講師を派遣している。(同書より) http://www1.odn.ne.jp/fpic

  


がんばりましょう、幸せな日がきっとやってきます。

 最近アメリカトヨタで、元社長秘書が前社長に対し、セクハラへの慰謝料215億円を請求した。挙げられtいくつかのセクハラ行為の中に「12ダースのバラの花を贈られた」というのがある。

 家出中の不倫男が、その息子の小学校へ誕生日のプレゼントを預けに来たのも、立派なモラルハラスメントである。彼はまともな生活費を送らず兵糧攻めにするという経済的圧迫や少年サッカーへの参観禁止事件まで惹き起こした様々なイヤガラセによる精神的圧迫を、その母親を通じて息子に及ぼしておきながら、僅か数千円のプレゼント持って意気揚々と学校に乗り込んでくる。まさに性格異常者と言う外無い。

池内 ひろ美, 町村 泰貴
勝てる!?離婚調停
日本評論社 1400円+税

池内ひろ美:32才で離婚を経験、東京家族ラボの設立者 www.ikeuchi.com/kazoku

町村康貴 :南山大学法学部教授(民事訴訟法)


離婚当事者の視点からみた離婚調停のガイドブック


おすすめのポイント

 調停に当たって今まで起こってきたことの経過を説明するための資料作りが大切なことを説き(P65)、その具体的なサンプル(P85)を載せている。 大変参考になります


なるほどと思ったところ

 「離婚したいと調停を申立てた側が夫であれ妻であれ、申立てられた側のあなたが離婚を拒否したいと思った時の大切な原則は唯一つ相手の悪口を言わないことだ (P110)(P202)


調停調書によって支払い義務を負う人が義務を履行しない場合

 強制執行以外にも、履行勧告、履行命令、寄託という三つの制度が設けられている(P218)。


もっと深く解明して欲しかった点

 調停中の婚姻費用分担金にしても、離婚後の養育費にしても、あまり多くの金額は期待できず、おおむね生活費の一部をカバーするのみである。ここでは塾の月謝とか大学進学までの学費はほとんど含まれていない。したがって子供の成長にあわせて必要となる学費の分担については別途考えられなければならないが、これについてもっと解明して欲しかった(P103).


(主婦の友社税込1427円)

岡田 信子
たった一人、老後を生きる―213の教訓でつづる
 アメリカに留学して、アメリカで結婚。しかし約20年後に、夫と別居、離婚、二人の子供とすべてを残し、何も持たずに帰国した女性が老後を迎えるその人生を213の教訓でつづる。

 教訓 16 職安いわく、中高年女性の知的就職口はゼロ

 教訓 17 女1人の絶対条件は、生活費と住む家

 教訓 19 就職応募に答えてくれる確率はたったの3% 

「私は5ヶ月の間に203回電話で問合せ、21回履歴書を郵送したが、面接を許されたのはたった6回」


 教訓 20 履歴書は学歴と年齢を引き算しておけ

「何も本当の年を書くことはないさ。向こうが理不尽な制限を設けてくるんだから、こちらもそれなりにサバを読んでも、結果的に雇ったことを悦ぶような成果を上げればすむ」

 それからの筆者はA履歴書とB履歴書の二通りの履歴書用意し、学歴、年齢に引き算をした。(林芙美子の「放浪記」にも似たような話が載っている)


 教訓 21 人生って、捨てる神があれば拾う神あり


 家出中の不倫夫とバトル中の娘よ自立に向かってガンバレ。