ここで、私が入院中、処方されていた薬をご紹介します。
たまには、薬剤師らしい投稿しなくっちゃ♪
頓服楽とか、細かいのは置いといて、メインの3剤に絞ります。
初回は、プレドニン錠について解説します。
言わずと知れた、ステロイド剤ですね。
日経メディカルさんの記事を抜粋しましょう。
●薬の効果と作用機序
- 抗炎症作用、免疫抑制作用などにより、アレルギー性疾患、自己免疫疾患、血液疾患などに効果をあらわす薬
- 副腎皮質ホルモンの一つのコルチゾールは抗炎症作用、免疫抑制作用、細胞増殖抑制作用、血管収縮作用などをもつ
- 本剤はコルチゾールを元に造られたステロイド薬
- 本剤は薬剤のもつ作用持続時間によって、(作用の短い順に)短時間作用型、中間型、長時間作用型に分けられる
- 本剤は多くの有益の作用をもつ反面、副作用などに注意が必要となる
- 副作用の軽減目的のため、抗菌薬や胃薬などを併用する場合もある
●主な副作用や注意点
- 高血糖
- 肝臓や筋肉でのグリコーゲン合成促進、末梢組織での糖利用低下などにより血糖値が上昇する場合がある
- 消化器障害
- 胃粘膜保護作用をもつ物質の低下などにより、消化性潰瘍ができやすい環境になる場合がある
- 眼症状
- 蛋白異化作用による白内障が進行する場合がある
- 眼圧上昇による緑内障の悪化があらわれる場合がある
- 骨粗しょう症
- 腸管からのカルシウム吸収低下などにより骨粗しょう症や骨折などが誘発される場合がある
- 感染症
- 免疫抑制作用などにより肺炎(ニューモシスチス肺炎など)、真菌症などの感染症を生じる場合がある
私のケースでは、当初、ICU(集中治療室)に入院したときは、急性増悪の状態だったんで、ステロイド内服では間に合わず、パルス療法で大量のステロイドを点滴していました。
服用の目的はズバリ「抗炎症作用」です!
多少、落ち着いてからは内服に変わりました。
大量のステロイドを点滴し続けたら…副作用考えるだけで怖いです(ブルブル)。
内服に変わったとはいえ、大量の錠剤で、服まれた方ならお分かりでしょうが、メッチャ苦いんです(涙)
食品の苦さではなく、いや〜〜〜な、人工的な苦さです。
状態が良くなるにつれて、少しずつ、錠数は減っていきました。
ここも大事なところで、急にやめちゃうと、副腎皮質がパニックを起こし、重篤な症状が現れる可能性があります(リバウンド)。
ステロイドは少しずつ減らしていく、これが原則だと思えておいてください。
漢方の鹿鳴堂薬舗のお客様でも、副作用の多さから「ステロイドは悪」だと思われている方が多く、処方された医師に無断で止める方がいらっしゃいます。
危険なんで、絶対にやめてください!
餅は餅屋、専門家である医師に任せてください。
私も退院してからも、医師の指示に従い(私なりの意見は具申しましたが)、2ヶ月ほどは継続しました。
個人的な考えですが、私はプレドニン錠のようなステロイド剤を一方的に「悪」だと思っておりません。
私が薬学生のとき、よく言われたのが「クスリはリスク」で、」要は使い方を工夫すれば、十分有効だと言うことです。
次に、避けては通れない【副作用】について解説します。
上記、ご紹介したもの以外にも山のようにあります(30種類くらい)。
以前のブログでご紹介しましたが、私の場合、
・高血糖
・感染症(口腔カンジダ)
・うつ症状
が出ました(涙)
比較的、初期に出る副作用です。
間質性肺炎の患者さんを診ている医師は、「感染症」を最も嫌います。
急性増悪(命に関わる)の引き金になり得るからです。
それを、避けるために、バクトラミン配合錠という、抗菌剤も併用しました。
次回は、バクトラミン配合錠について、解説しますね。
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