塾の先生をアルバイトでしていた時期があるのですが、
そこで、気づいたことがあります。
それは…
受験勉強や定期テスト勉強をしてて、一区切りがついた時、
子どもが必ずいうんです。
「次、何をしたらいいですか?」
自分で何をしたら勉強が身につくのかわからないのはいいのですが、
自分では考えようとしないで、
言われたことだけを、淡々とやろうとする姿勢なのが気になるのです。
(もちろん、自分が中学生の時は自分もそうだったなーと思ってしまいますが笑)
もう一つの特徴が。
うまくいかない方法を延々と続ける
ということです。
効果がないことをやめない。
工夫しない。
情報を集めようとしない。
(いや、自分も昔はやっぱり同じかもしれませんが…( ̄▽ ̄))
成績が良くなっていかなかった方法なのに、
同じ方法、問題集を何度も何度もやるのです。
そこで、塾の時間では、
学校の定期テストと学校の教科書やワークを
持ってきてもらいます。
テストに教科書やワークのどの部分が出ているのか見ます。
すると、どこを勉強して、どの辺りを覚えたら点数が取れるかわかります。
今までの勉強法で、どこが無駄だったかも分かります。
どんな問題の出し方をするかも分かります。
似た問題を探して練習すればいいです。
もし、どうしたらいいかわからなかったら、
情報が足りないということなので、信頼できる大人と一緒に考えてもらったり、
本を読んでみるといいです。
考えてたり情報を集めてテスト対策をすれば、
確実に点数は上がります。
自分が担当した子で、しっかりと取り組んだ子の中には、
点数が20点以上あがった子もいました。
考えて、取り組む力があることが、本当に大事だなあと思います。
大人になっても、考えて取り組むといい機会はいっぱいあると思います。
資格試験
仕事
人間関係の悩み
心の課題
子育て、などなどいくらでもありますよね。
自分で考える子どもの講演を
聞いたことがあります。
星山まりんさんです。
彼女はフリースクールで生活をしていて、
ほとんど勉強はしていなかったそうです。
フリースクールでは、自分で考えて生活を行なっていたそうです。
自分でしたいことは自分で決め、工夫してやる生活です。
自分で計画をたて、お金を貯め、旅行する。など。
会いたい人には、自分からコンタクトを取る。
だから、友人も多かったみたいです。
彼女はあるとき、大学に行きたくなり
大学受験勉強を始めます。
工夫する癖がついていたからだと思います。
どうすればよく学べるか、
定着するか考えたのだと思います。
なんとなんと、
小中高の勉強を2ヶ月半で終え、大学に受かったのです!!
しかも、受験勉強は辛くなかった。
楽しかったそうです。
自分で決めてやったことだから。
と言っていました。
この子は自分で考えて決める子=
自分のスイッチは自分で押す子だな
と思いました。
自分のスイッチを自分で推せる子は強い。
日本では、そうじゃない人が普通かもしれません。
自分も30代半ばの今になってこそ、
ちょっとだけできるようになってきたかな、
という気がします。
ふつうに義務教育を受けている僕らにとっては、
もしかしたら、
スーパー難しいことなのかもしれません笑
ちょっとずつ、
自分のスイッチは自分で押す。
練習をして見てもいいかもしれませんね。
次回は、自分で考える機会を子どもにも与えてあげるには?
具体的な方法を書きたいと思います。
そんなに難しいことじゃないんです^ - ^