森のようちえんだからこそ出来ること〜圧倒的な!?見守る保育とは〜 | 森のようちえん 〜勇気づけの子育てをベースに〜 太田修平の日記

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 森のようちえん 「勇気づけの子育て(アドラー心理学)」をベースに絵本✖自然体験✖自主性を育む園を目指しています。
 絵本で想像力や感性を磨き、自然体験で身体能力や知的好奇心を高め、自主性を伸ばし自分のアタマで考え、生きる力を育みます。

森のようちえんだからこそ、出来ることというのはなんでしょうか?

 

圧倒的な…

自然体験!!!

 

はもちろんなことですが…………

 (森のようちえんですからね笑)




森のようちえんだからこそできることの1つに、

圧倒的な…

見守る保育!!

というのがあります^ - ^

 



見守る保育…というのは

最近、保育業界では広がってきているのか

本がちょこちょこ出てきています。




そのなかでも、森のようちえんでは、

あらかじめ決まっている、

やらなければならないことが少ないので、

子どものやりたいことにたっぷり時間を割いてあげることができるのです。


 


しかし、

この見守る保育、

というのがなかなかな微妙な言葉で、

見守ってさえれば、子どもの心がよく育つかといえば、僕は少し違うかな、と思います。

 

 

 

例えば、子どもが意地悪な行動をしてしまっていて、悲しむ子が出てきたり、

危ないことなどをしていたりのに、

見守っている…というようちえんは、無いと思います。

そういう部分は、大人の関わりが特に大事になってくるのでは無いでしょうか。

見守るだけでは放任になってしまいますよね。

 






では、せっかく森のようちえんには時間があるのたから、何を見守るといいのか?



  


いくつかあると思いますが、

 



その一つに、

成長への行動や

チャレンジのタイミングを、

子ども自身が自分で決めるのを

見守る、待つ

 というのがあるのではないかな、

と思います。

 



これも、ピッコロの視察での朝の会の話。

ある年中の女の子がおそるおそる、

朝の会で発表をしようとしてました。

顔はこわばっています。 


勇気を持って発表を終えた時、

 

周りの子がすっごく喜んでいるのです。

先生たちもザワザワ。


なんだろうな?

と思ったら…………



ずーーーーーーーっと、

朝の会で発表をしないことを

選んでいた子が、

その時初めて発表できた日だったようなのです!!


その期間なんと、

1年間以上!!



その時の発表出来た子の表情、

周りの友達の嬉しそうな顔、

先生たちの喜び……

すごく温かい温かい瞬間でした。



その子の決心にも、行動力にも、

それを信じて見守っていた先生方や親御さん、

子どもたちの温かさに

とっても感動しました!!!

まるで、なにかのドラマの一部を見ているようでした。


(うーむむ、本当はもっとすごいのに、

うまく表現できてないのがもどかしい!

文章をもっとうまく綴れるようにしたい!)









大人に言われてやるとか

周りの子が応援しまくって、

その圧力でできる、というのとは違います。

(卒業式の呼びかけのように、強制で声を出させる訳でもなく……。もちろん。大人のアプローチや子どもの応援が有効なときもありますが)



周りの先生や友達が1年以上

信じて待って、

いつかできたらいいな、

きっとできるだろうと信じている空気感というのでしょうか……。そういうのがあるんです。



圧倒的に、信じて待っているのです。



自分できめて、自分でできるようになりたくて、

乗り越えたこと…。

どんなにその子自身の‘自信になったでしょう。

こんな経験をいっぱいした子は、

自分を信頼できるでしょう。

自分にはできる。自分には、力がある、と。

自分には乗り越えられるんだ、と。


 


 ピッコロでは、自分で決めて動くことを、



自分のスイッチは自分で押す



という表現を使っているようです。

自分のスイッチは自分で押す子に育って欲しい。

その方が、人生を力強く歩める気がします。




 かくいう僕自身が

自分のスイッチを自分で押さない人生を30歳くらいまではしていたのですが……笑^ - ^

ピッコロの子どもたちが正直羨ましいです






 もちろん、

学校や幼稚園はやることが多いし、

その場でできるように

ならなきゃいけないことも

決まっている場合が多いので、

なかなか難しいかと思います。



家庭では、

取り入れられる場面もあるのでしょうか?

うむむ。




そういえば、

自分で考えて動いて、

めっちゃ乗り越える力が育った子の講演?を

聞いたことがあります。

ずっーと、

フリースクールで勉強はしないでいたのに、

そういう力が育っていたので、

○か月で高校までの勉強を終え、

大学受験に合格してしまった。

しかも、目的意識を持って楽しく、ね。


この話はまた次回……。