五島列島、久賀島に来て1年2ヶ月。


福江の患者さんたちに請われて、福江に施療所を開設してから、もう8ヶ月が過ぎようとして居る。


そろそろ世間に知られ始めるかなと思っていたら、3月は1本に一人足りず、4月はついに1本を9人越えてしまいました。


5月も予約だけで已に、今までをはるかにしのぎそうです。


1本とは、私たちの中で1人前と言われる数字なのです。


100人



宣伝もなく、普通の民家で、週に3日半。


地味に、細々と、静かに患者さんに向き合っていたつもりが、

時間外まであふれかえってしまいました。


患者さんの苦しみを訴えられたら、お断りできないのです。


神様が


「お前、まだ出来るぞ。まだまだ限界ではないぞ」


家の中を這って動いて生活しているような人を送ってくるのです。


終わって、自分の足で立ち上がって・・・


本人も付き添いも目を丸くして、次からの予約をひとつき後まで取っていくのです。


そうやってあふれかえって・・


で、左の親指の付け根が痛い。


まあ、だましだまし、施療には差し障りはないのだけれど、


神様は


「限界はないぞ」


言われるのだけど


取り敢えず、いちど、逃げてみることにしました。


6月3日から10日間、福岡に帰ってきます。

連休も患者さんで帰れなかったし。


福岡に帰って院長に身体のメンテをして貰って、


リフレッシュしてまた五島に帰ってきます。


五島椿空港から、福岡まで40分。

あっという間です。


取り留めもなく、なんの感動もない文章になりましたが、


今後も、首も回らないように忙しくなったら、


「その都度、適当に逃げ出す」


ことにいたしました。とさ!