つらい2週間を過ごしたよ。

正直、これで私は駄目になるのかと思いました。


先々週になるのかな、連絡できる人にはキャンセルしていただいて、それでも10人くらいは施療をしたのだが、その間に不思議な体験をしました。


意識が飛ぶのです。


施療をしてるのだが、背中を終わると背中が消えて、脚を終わると脚が消える。


ああ、私は今夢を見てる・・・



ハッと気が付くと、


夢ではなく、


患者さんを確かに触っている。


夢ではないのか。


意識を持って触っていくと、


「療術てのは何なのだ?」


と疑問が突然湧いて来て、


触っている患者さんが消えてしまう。


手は確かに触っている。恐らく間違ってはいない。


終わって、患者さんに感動のお礼を言われる。


その辺から、療術の全体像が浮き上がってくる。


何だ、今の体験は?


不思議な感覚で施療を終えてしまった。


そうやって、10人を越える患者さんを終わらせてしまった。


患者さんには非常に気の毒だったのだが、終わったら何時ものように喜んでくださって



「先生、お寿司買ってきたよ」


「リンゴも食べてね。」


ほとんど差し入れで過ごしたよ。


具合が悪くて、冷たい水を触りたくなかったので、助かりました。


「何かあったら言ってね、何時でも駆け付けるからね」


「ありがとう、ありがとうね」


涙が出ました。


そして、開き直って、自分の身体を施療して、



触れれるところは全て触って、


気がついたら、食欲が湧いてきて、


さあ、そこからの回復の速いこと!


先週は満杯の患者さんたちを捌いてしまったのです。


先々週、やむ無くキャンセルをして頂いた患者さん達が入って来るものだから、今週もほぼ満杯。


新しい人たちが4人。その中には長崎市から来られる患者さんもおられるようです。


私、気力は充実してるのですが、


10日間も寝てばかりいたので


体力が凄く落ちてるようです。


今夜も横になる前にスクワットを20回、やっとの思いで終わらせました。


幸い、久賀島での予約が、《弘法様》の行事でキャンセルになったりしてゆっくりすることが出来ました。


気力充実です。




「療術とは何なのだ?」


意識朦朧のなかで浮かんだ疑問。


もう一度深く考えてみる。