私は、コロナが激しくなる3年前まで、福江島でほぼ10年間療術施療をしていました。
コロナが収まって、紆余曲折を経て、また五島に戻り、2次離島の久賀島で半年を過ごしていたのです。
それを知った福江の元患者さんたちが勝手に盛り上がり、そのうちの1人が、自分の経営するアパートがたまたま空いたのを押さえて、
「ここで先生にやってもらおう」
となったらしいのです。
「請われるうちが花」
と、私も今日その家を観てきました。
場所も港からおそらく1000歩くらい。
商店街も同じくらいの距離にあり、最高の場所で、中々空くこともなかったらしいのですが、嘘みたいなタイミングで出てくれたと家主さん。
自分が一生懸命生きてると回りがお膳立てしてくれる、そこを感謝して活かしていくのだとある講演家がいっておられたが、まさに降って湧いたような出来事でした。
「先生が来てくれることで喜ぶ人たちが大勢います。私もそれが嬉しいのです」
と大家さん。
「アパートがたくさんあって全て埋まっているから一軒くらいどうでもいいのよ。みんなが喜んでくれれば」
うーん、そこまで言ってくださいますか。
私もそれに全力で応えなければと誓うのでした。
施療は今週から、毎週土、日の2日間。
午前に2人、午後に3人。
これくらいなら、余裕を持って施療できるし、これ以上はお断りする強い意思を持って。
前は1日15人を施療してましたから、5人くらいならどうにでもなります。
取り敢えず見切り発車、宣伝なしで行きますが、前の患者さん同士で連絡を取り合っているような感じです。
さあ、福江での2日間を人生の1ページに加えるべく私は。
全てに感謝しながら、これからの私は。
久賀島での5日間と福江島での2日間を私は。
充実させて、感謝しながら、残り少ない人生を生きるのです。