⑫「うつ病ですね。」…喉の違和感は~ | ☆今日のさくらのお話☆

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こんなことあったの。。。

「早めに専門の耳鼻科に行って診察してください。」

そう健康診断で言われた父

検診してくれた先生は、今の父の病院歴を知らないのでそう言ったのだろう。

 

メンタルクリニックの受診。

内科での精密検査の結果の異常なし。

 

でも、負の言葉を鵜呑みにしてしまい正しい結果を受け止めない。

「喉頭がんだから専門の耳鼻科に行けと言われた。」

「手が付けられない状態だから、専門のところへ行けと言われた。」

「体重が減ったのは喉頭がんで、もう体中に癌があるんだ。」

 

そんなことを言う父を、今度は耳鼻咽喉科に連れていくことにした。

 

実は、メンタルクリニックでも内科でも言われたことがある。

「うつ病の症状に喉の違和感がでることがあります。物がつかえる感じや味覚障害など~」

「うつ病からの喉の違和感でしょう。」と。

 

喉頭がんだと思っている父を耳鼻科に連れて行く直前になり

「癌の宣告されたら、怖いな…。行くのやめようか。絶対癌だから、分かっているんだから…。」

「行ったって、癌だからダメなんだよ。」

 

そんな父を、「とりあえず見てもらわないと大きな病院に行くにも紹介状がないとダメなんだから~」

そう言い聞かせ、耳鼻科に行った。

受付をして車内で待つこと40分。喉が渇いたというので水を買って飲んだりして待った。

その間、ため息と「もうダメだ。」「もっと早く医者に行けばよかった。」を繰り返すばかり。

 

ネガティブなつぶやきに、私も気分が憂鬱になってきた。

が、一緒になって沈んでもしょうがない。

ここは頑張って明るく対応しなくては~。

 

さて~、耳鼻科では前もって父がうつ病を発症していることを告げていた。

また内科で診察し検査をした結果も話しておいた。

健康診断で先生に「喉の違和感を専門の耳鼻科で見てもらうように」とに言われたことも話しておいた。

 

耳鼻科での診察が始まった。

先生からの問診に始まり喉を手で触ってみたり、視診したり。

鼻からの内視鏡もして写真を撮った。

先生は、1枚1枚見ながら説明してくれた。

 

結果は、「異状はないですよ。」だった。

「癌の気配も全くないです。」とも言われた。

私も写真をそばで見たが、とてもきれいに見えた。

異常もないので薬の処方もなかった。

 

帰りの車の中で、

私「喉も異常ないって。癌じゃなくてよかったね。」

父「喉には癌がなくても他にある」

私「内科で精密検査してもらって、癌はないって言われたでしょ。」

父「喉にあった癌は、下に落ちて行ったんだ。体のあちこちにいったんだ。」

 

…普通なら「癌じゃなくてよかった。」「安心した。」と思うのと思うが、

父はそうは思わないのよね~。

ここまで検査しても診てもらっても、「癌だ」と決めつけている。

これも「うつ病」のせいなのかな?

 

でも私は安心したよ。

父の体は内科的な異常はないってことに。