課長 島耕作で有名な漫画家、弘兼憲史(けんし)さんの本を読みました。
若い時からビッグコミックに連載された漫画を、よく読んだものです。
この本は、弘兼さんの身辺整理の流儀で面白く読みました。

「弘兼流60歳からの手ぶら人生」海竜社刊
イメージ 1

この本の抜き書きです。
・「老い」は「衰え」ではなく、「成長」のひとつ。
・持ち物を半分にしよう。人生の終盤は少ない荷物で。
・夢に期限を設ける。
・年賀状は出さないことが唯一の方法。私も60歳を迎え、これからの人生
 の年末年始は、できるだけ何もせず、ゆっくりと過ごしたいと。
・最近目立つのがパラサイト(寄生)破産、自立できない子供が親に寄生し
 て老後資金を食いつぶしてしまう。
60過ぎたら夫婦は、夫婦でありながら個人の関係に戻っていく。いくら
 永年連れ添っても、夫婦は一心同体にはなり得えない。お互いをどこまで
 尊重できるか、それが大事になる。
・奥さんと旅行するなら「接待気分」で。
・「どう死ぬか」を考えることは、「どう生きるか」を考えるのと同じ。
・どんな事でも「いい感じ」と思い、プラス思考で生きた方がいい。
いろいろと含蓄が詰まった本でした。