先月、宮崎兄弟の生家施設開館25周年記念講演会が、荒尾市役所会議室で開催されたので聴講してきました。宮崎滔天だけでなく兄弟にも焦点をあてて、滔天がどう感化されたかを振り返えられました。

その開催案内です。
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会場には、宮崎4兄弟のパネルも展示されていました。
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会場にはおよそ70人が参加、熱心に聴講されていました。
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講師は、荒尾市ではおなじみの鵜飼隆明先生です。岩波新書の「西郷隆盛」の著書もあります。NHK大河ドラマ「西郷どん」の話題にも及びました。
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8ペ-ジに及ぶ講演会資料の冒頭部分です。
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孫文が荒尾にやって来た時、民蔵が集めた蔵書を一通り見て、孫文は感激したそうです。
民蔵が東北を行脚しているなかで、滔天にあてた手紙が面白いとか。
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講演会の模様は、地元の有明新報にも掲載されました。
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鵜飼先生は宮崎4兄弟は、天の与えた法理に対して私利私欲をはさまず、楽天主義で人を信頼して、行動をもって示してきた実践家と強調されました。配布資料の末尾には「宮崎兄弟の軌跡は、近代日本の、政府が推し進めた道とは別の、侵略・戦争のない平和の道の可能性を示している」と結ばれています。