まだまだ残暑が厳しい時間帯は、ひきこもって本を読んで過ごしています。


高杉良「懲戒解雇」(文春文庫)。久しぶりに高杉さんの本を読みました。
三菱油化の技術者が内部告発への不当な処分に対して、経営者を告発します。あとがきには「人間万事塞翁が馬。人間至る所青山あり。どんな不条理な扱いを受けても、腐らずに再び一からやり直せば新天地を切り開ける」と。
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倉山満「工作員 西郷隆盛」(講談社α新書)
西郷隆盛は島津斉彬の工作員、挫折した時の勉強が糧と。
この本を読んで、幕末時代と同時代の世界5大国、大英帝国・ロシア・フランス・パプスブルク帝国(オ-ストラリア)・プロシァ帝国、そして新興国のアメリカの動きを押さえておこうと思いました。
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最近のベストセラ-から、磯田道史「日本史の内幕」(中公新書)です。
古文書には不思議な力がある。人の美しい思想が、そこに宿っていると。古文書に現世の人間が動かされ、操られるように何かが起きる。だから、私はこの仕事がやめられないと。
第5章「幕末維新の裏側」は、繰り返して読みました。
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この3冊はまえがきを読み始めたら、ぐいぐいと引っ張られるように読みました。どれも、お勧めな本です。