昨日までの「日本酒の基礎知識」「一口知識で楽しい飲み方」に続いて、最後は醸造方法です。
技術評論社の「うまい日本酒を知る、選ぶ、もっと楽しむ」から引用させて頂きました。これで少しは、私も日本酒の目利きの力が上がったでしょうか。
お酒の酵母に、こんなに種類があるとは驚きです。
発酵と同時に、お酒の香りと味わいをもたらす個性豊かな大切な麹菌です。

醸造方法は麹(こうじ)、酛(もと、酒母)、醪(もろみ)の3つの工程があります。

製麹から酛(酒母)造りへ。主な酒母の培養方法には生酛(きもと)、山廃(やまはい、山おろし廃止の意味)、速醸(そくじょう)の3通り。

最後は醪(もろみ)の発酵工程です。

さらに最初の「酛」の工程で、微生物の働きの解説が掲載されていました。

微生物の働きから解説した、3通りの「酛」造りです。

さらに丁寧にも、生酛の方法による酛(酒母)造りの現場の写真が添えられていました。


3日間続いた日本酒の基礎知識をご覧頂き、ありがとうございました。
この本にはお酒の達人による、生酛・山廃20選、シ-ン別20選、和洋中の料理に合う20選が紹介されているので、手元に置いておきたい本です。
生酛と山廃を飲み比べて、味の違いを改めて発見したいと思います。
また酒蔵見学する機会には、目の付け所も違ってきそうです。
今日の夕方、NHKクマロクの番組で「清流・菊池川で日本酒の金メダルを目指す」が放映されます。楽しみです。