3月25日(日)の午後、荒尾総合文化センタ-で「みんなで考えよう炭都の未来(あした)」という、シンポジウムが開催され聴講してきました。
万田坑が今年7月で世界遺産登録3年を迎えるに当たり、地域歴史遺産を街づくりにどう生かしていくかと企画されました。
学識者と行政による基調講演2題と、パネラ-によるシンポジウムです。

最初に万田小学校の生徒が実践している「万田坑子どもガイド」の報告がありました。ここ数年活動が継承されているようで、素晴らしい活動です。

次に講演が2題、最初は福岡大学の先生。8年間にわたって荒尾市と協同作業を継続されています。地域の記憶を残す、地域の歴史を伝える、地域の歴史資源を街づくりに生かすということをお話しされました。

「三池炭鉱の記憶プロジェクト」、炭鉱マンや家族からの聞き取りを映像や証言として残す取り組みを紹介されました。

次は内閣官房の方で、「明治日本の産業革命遺産」の世界遺産登録に深く係わった方です。三池炭鉱の特色について、掘り下げて講演されました。

プレゼン資料から、四山公園からの万田坑と宮原坑の展望です。

世界遺産周辺の景観も。

休憩時間には、くまモンと荒尾のマジャッキ-も登場してクイズです。

この日は菊池でもくまモンが登場したイベントが開催されており、くまモンは何体存在するのでしょうか。
荒尾のマジャッキ-に比べると、動きがお見事で洗練されています。

第二部は、いよいよシンポジウムでした。歴史資産の教育と観光など示唆に富んだ活動や発言がありました。明日その内容について、ご紹介します。