年初に柳川古文書館と立花家史料館で開催された特別展「立花宗茂と柳川の武士たち」を見た後、柳川初代藩主・立花宗茂の小説を3冊読みました。
関ヶ原合戦で失った柳川藩主に、奇跡的に返り咲いたスト-リ-です
一冊目は、昨日ご紹介した葉室凛さんの「無双の花」です。
宗茂・誾千代(ぎんちよ)夫婦の細かい感情が描写されています。
2冊目は新人物文庫から。どれも「義を立て誠を貫く生き方」が主題です。

この本には略年表が付いていました。昨年は生誕450年でした。

同上

3冊目は童門冬二さんの本、お奨めです。

この本には、在りし日の岩屋城の挿絵が挿入されています。
昨秋大野城ハイキングで、この岩屋城祉を訪れました。ここから大宰府の街並みが展望できました。近くこのブログでご紹介します。

また宗茂の父、高橋紹運(じょううん)の雄姿も描れています。島津勢の猛攻撃にあって岩屋城にこもる城兵が全員、ここで壮絶な最後を遂げる場面です。宗茂はこの父から勇気・知恵を身につけ、義に従って行動せよと教えられました。知・徳・体の均衡という、幼児からの紹運の育て方がありました。

これらの本の引用です。
現代人の我々が学ぶことが出来るのは次の3点、決してあきらめないこと。今の不遇を嘆かないこと。やる気を失うことなく、常に前のみを見て生きること(これは希望を持つという人生の原点でもあるが)
先般のBS番組「THE歴史列伝~そして歴史が生まれた~不屈の戦国武将・立花宗茂」の録画を、もう一度見ようと思っています。